やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

ふるさと旅行券(第五弾)

国の15年度予算で交付した「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用したふるさと旅行券を使った旅行を、先日楽しんできた。
今回の宿泊先は6月に宿泊した温泉街と一緒。ただし、宿は異なる。どちらがいいのか、自分なりに結果を出そうと考えている。

今回は、昼過ぎまで仕事をし、早めに仕事を切り上げて温泉地に向かった。
本来ならもう少し早めにチェックインして、前回できなかった温泉街の散策をしようと考えていたのだが、残念ながら今回もまたお預けとなってしまいました。

前回の反省を受けて、テレビは一切見ずに、ゆっくりと温泉に浸かって過ごすことにした。
ちなみにテレビは26型だったと思う。これまで宿泊してきたホテルと違って、少し小さめのテレビでした。
おかげさまで、チェックインしてからほとんどの時間を食事と温泉でつぶしてしまったのである。

今回の旅館は、一人で8畳の部屋。夕食を食べ終わって部屋に戻ってくると、真ん中にぽつんと一つだけ布団が敷いてあったのは前回のホテルと一緒。

温泉宿だけど、お風呂は24時間じゃなかったな。その理由は、毎日湯を落として、綺麗に清掃し、そして翌朝までに湯を入れなおすからだとか。なるほどなるほど。湯を抜いて掃除する必要があるから、真夜中でもお風呂に入れるようにはなっていないんだ。浴場は二か所にあり、それぞれ入浴できる時間帯が異なる。
いわゆるメインの浴場は、朝の6時から夜の11時まで。露天風呂の浴場は、朝の7時から夜の10時までとなっていて、男女が日替わりで入れ替わるようになっているので、1泊すれば四か所のお風呂が楽しめるのである。
露天風呂の浴槽は2つ。ジャグジーとノーマル。6階部分の屋上に設けられているので一応展望風呂となっているが、周りには民家もあるので目隠しの塀が設けられているので、入浴中は空しか見えない。たちあがって見ると、周りの景色を眺められるが、山あいの温泉地であり、しかも民家が立ち並んでいるため、絶景に見とれるというものではない。
夜になると、この露天風呂に二つのかがり火が焚かれ、雰囲気が出てくる。田舎の暗い夜空に映えるのでとてもいい。
また、浴室が露天なのに畳敷きというのも足の感触が柔らかくて気持ちいい。
この露天風呂、点数を出すとすれば4点かな。

一方、内湯のほうは、全面窓ガラスのお風呂でとても開放的であり、朝日が差し込むと浴場の中が明るくてキラキラと輝くほどであった。この内湯には、源泉かけ流しで温泉遺産に選ばれている浴槽がある。水温は32度程度。この時期、15分間は楽に入っていられる。加温はもちろんのこと、加水もしていないようで、源泉そのものが味わえることができる。湯量もあるので、俺もこの風呂ばかり、文字通り入り浸っていたのである。
そして、通常の大浴場と半露天風呂。屋外に設けられているが、雨が降っても大丈夫なように屋根が設けられていて、空を仰ぎ見ることはできない。
この浴場は1階に位置しているので旅館の隣を流れている川を間近に見ることができるが、それほど綺麗な川ではないので景色に見とれて浸かるものではない。それに、ここも塀があるので、お風呂に浸かっていると、川は見えない。

内湯にはボディソープとシャンプーとリンスの三種類があり、なぜかホテルの名前の入った容器だった。風呂上がりの化粧水も同じようにホテルの名前の入った容器に浴場の名前と同じブランド名がかかれており、どうやら源泉入りということで販売しているようだった。
お風呂は、この源泉かけ流しがあるという点で評価ができる。また風呂上がりには、冷水と冷茶と源泉が飲めるようになっていて、嬉しいサービスである。点数をつけるとすると、温泉水がとってもいいので4.5点ですね。
洗面台は仕切られていて、それぞれに整髪料や化粧水などがおかれておりました。クシや綿棒もちゃんとありました。なお、このホテルにはサウナはありませんでした。



料理は、夜は会席料理かな。これは、とっても豪華でした。地元の食材、三重の食材がふんだんに使われており、一品づつきちんと店員が説明してくれました。先付の料理に使われているソースに、俺の嫌いなチーズが使われているというので、ソースをかけずに配膳され、別の調味料で食べるように説明があるといった配慮もありました。
特色ある料理としては、源泉で蒸した野菜かなw
体によさそうな野菜が土鍋の蒸し器に入っていて、カセットコンロを使い、源泉の水蒸気で蒸してくれました。
そうそう、料理じゃないんだけど、お茶が6種類あって、自分で好きなようにブレンドして味わうことができたのです。
こういうメニューは初めてでした。店員お勧めのかぶせ茶と玄米茶のブレンド、そして自分で考えた、煎茶とほうじ茶とラベンダーのハーブ茶のブレンドの二つを味わってきました。
刺身は4種かな。マグロとタイ、甘海老、アオサコンニャク等、甘えびはちゃんと生でした。この刺身のわさびにもこだわりがあって、自分で生のわさびを鮫皮でおろして食べるんです。
調味料は、真珠塩、味噌、塩コショウ、ポン酢、おろし醤油、そしてワサビとあり、これで蒸した野菜や先付のテンプラ、そしてステーキを味わいました。
ステーキは国産牛のヒレ肉70グラム。自分で好みの焼き加減で焼いて食べます。柔らかくておいしい肉でした。

ご飯も白いご飯ではなく、特産品をいろいろと混ぜ込んだご飯。お替りもできましたが、もう満腹です^^

デザートは伊勢茶のプリン、ぜんざいのようなアイスクリーム、そしてフルーツの梨が出てきました。
料理の味は、全部美味しいと感じました。食材に地元のものをたくさん使っているということで評価できるので4点のレベルですな。

そうそう、チェックインのときに、ウエルカムドリンクということでラウンジに通され、抹茶と饅頭のようなお菓子がでました。久しぶりの抹茶で、満足です。
また、宿帳はあらかじめ名前等が印刷されており、確認してサインするだけで済みました。オンライン予約の特権ですなw

部屋はよく見るせんべいもありましたので、なかなかのサービスです。
冷蔵庫はドリンク類が入っていて、チェックアウトの時に利用した分を申請する方式でした。
どんなドリンクがあるのか見たところ、なんとサービスとしてヤクルトが入ってました。
お風呂上がりに冷たいヤクルトをどうぞ!というメッセージ入りでしたので、早速風呂上がりにいただきました。

夜は、氷水と水と湯が用意されており、お茶はちゃんとした茶筒に入った茶葉と急須が用意されていました。さらに、しいたけ茶もありました。よくある昆布茶のしいたけ版ですね。

朝食はいつもの旅館の朝食。焼き物として、ヒメカレイの干物が温かいまま出てきた。自家製の豆腐があり、火をつけてあつあつの湯豆腐として食べることができたのが特徴的であった。また、ごはんも白いご飯、おかゆ古代米の混ぜご飯の3種類から選べることができ、お替りもできたので違う種類のご飯を食べることもできるようである。古代米は知識がなかったので普通の白いご飯を頼んだが、どうやらこの地域で作られているお米だそうだ。帰りに、観光案内所に立ち寄ったときに少しだけ古代米をいただくことができたので、そのうち食べてみるつもりである。お米3合に古代米を大サジ2杯程度加えて炊くと、少しピンク色がかったご飯が楽しめるらしい。古代米は普通の米よりも長く水に浸けておくといいらしい。
朝から温かい料理がいただけたので3.5点だな。

ちなみに、夕食も朝食もレストラン食でした。


部屋の設備は、これは古いから仕方ないですが、トイレはタイル貼りで便器は洋式ですが、便座は冷たいしウオッシュレットでもなく、昔風の手で水栓を押すタイプでした。
お風呂もタイル貼り。大きさはそこそこありましたが、浴槽が小さかったなぁ。まあ、お風呂は大浴場があるからここは使わないので別に構わないけどw

部屋からの景色は、川と山。そういえば、川の対岸にちょっとした灯りがいくつか灯してありました。1階のレストランからも見ることができますが、別に遊歩道があるわけでもないのですが、見た目に変化があり、ちょっとしたアイデアだと思いました。

アメニティは、ノーブランドの歯ブラシ、くし、カミソリ等々。そういえば、タオルも無地だったなぁ。タオルを入れる無地の袋もありました。ホテル名が書かれていないので、どこでも使えるのもいいですね。バスタオルが2枚あったのが嬉しいです。こういった温泉旅館はバスタオルが1枚だけというのが多いけれど、浴槽にバスタオルがない分、部屋に2枚あると助かります。

アメニティは特筆すべきこともなく、また記念になりにくいから3.0点。バスタオルが2枚あったので、ポイントを上げました。


部屋の片隅には、生花が生けてあるかな?って思って近寄ったら、造花だったぜ。ただ、ロビーなどに生けられていた花は本物でした。
畳以外に、縁側もあって、イスとテーブルが置いてありました。
入口は、玄関に加えて3畳の広さがあり、下駄箱の上には炭がおいてありました。

携帯電話はつながるけど、ホテルの中にはインターネットができるLANやワイファイはなかった。

ホテル内にはラウンジやラーメンコーナーがあるんだけど、営業してなかったような・・・
館内のいろんな場所には、写真や置物などが飾られており、なにもないホテル旅館ではありませんでした。

ホテルの設備の評価としては、3.5点。

従業員の接客は良かった。話しかけてきてくれたしな。精算時のフロントの対応もよかったです。なので、点数は4点です。
また、今回の宿泊プランではコーヒーもついていたので、チェックアウト後にゆっくりとラウンジでコーヒーを飲むこともできました。
宿泊料金は税・サービス料込みで16,350円。
ふるさと旅行券を使ったから、支払金額は8,850円。

まあ、平日とはいえ、夏休み期間中であるし、お風呂も古いけど温泉に浸かったっていう気分になるし、部屋も他のホテルより大きさも景色も劣るけれど、そこを気にしなかったらパブリックスペースは自由に使えるんだし。一部屋1名で泊まって、16,350円というのは、よかったです。
今回の宿泊料金は妥当だと思います。

交通費もそれほどかからない場所にあることから、定価の16,350円を支払って、また次も泊まりたいなぁと思いました。

よって、総合評価でのホテルの魅力度は。。。 4(機会があったら、美味しい夕飯を食べがてら、温泉に浸かりにこようかな)とさせていただきました。

ちなみに6月に宿泊した宿と比べてどちらがいいのかという結論は、俺ならば今回宿泊した宿のほうが好きだな!