ちょうど1か月前、上海日食ツアーを催行している2社のうち、どちらの会社のツアーで参加したらいいものか悩んでいるということを書いたけれど、またまた新しい会社の上海日食ツアーを見つけたので紹介しよう。
今度も結構悩んでしまうのだが・・・。
前回紹介した2社に加えて、今回の会社も目的地は上海。
滞在日数も同じ4日間であるが、出発日は2日早く7月19日となる。
つまり、最終日に日食を見て帰国という行程となる。
3社を比較したらおよそ次の通りとなった
○ 専門家が同行し、日食講座が開催される。
A社 ○
B社 ×(事前に国内で平日に開催)
C社 ○
○ 観測地点の特徴
A社は、観測地点が海沿いで高い建物がなく、敷地面積も広い場所を完全貸切
B社は、ホテルから歩ける距離にあり、学校の校庭で500名収納可能を完全貸切
C社は、ホテルの敷地を使い、800平方メートルに5〜600人詰め込む
○ 皆既日食の時間(参考:トカラ列島の悪石島は6分25秒)
A社は、5分54秒
B社は、5分56秒
C社は、5分23秒
○ 暑さ対策
A社は、飲み物の販売や休憩スペース、イスなどの用意がされている。
B社は、ミネラルウォーター等の水分補給が可能な休憩スペースあり。
C社は、ホテル敷地内なので、それほど心配は要らないかも。
○ 日食グラスと日食ガイドブックのプレゼント
A社 ○
B社 ×
C社 ×
○ 使用するホテル
A社 3泊とも上海市内の5星ランクのホテルを使用。
B社 日食前日は、観測地付近の5星ランクのホテル
残りの2泊は上海市内の4星ランクのホテルを使用。
C社 日食前日は、観測地となる5星ランクのホテル
残りの2泊は上海市内の3星ランクのホテルを使用。
○ 支払方法
A社は、ツアー費用の支払いにクレジットカードが利用できる。
B社は、ツアー費用の支払いは振込。
C社は、ツアー費用の支払いにクレジットカードが利用できる。
○ ツアー費用
A社は、144,000円
B社は、138,000円
C社は、125,000円
○ツアー費用内訳
A社は、朝食のみ
B社は、全行程の食事代と周辺観光が含まれる。
C社は、全行程の食事代と周辺観光が含まれる。
○ マイル加算
A社は、×
B社は、○(JAL便指定)
C社は、△(不明)
○ 日本からの添乗員同行
A社は、×
B社は、○
C社は、○
以上、それぞれメリット、デメリットがあるのだ。
A社もB社も観測場所は貸切を謳っているが、一人当たりの観測場所の面積や観測機材が前日からの準備できる点や貸切状態で警備員もいるという安心感があって観測を主にするというのであればA社またはB社のツアーがいいような気がする。だけど、当日は雨降りかもしれないし、そうなると観測を主眼に置いているA社は満足感が得られないというリスクが高くなってしまう。観測をするのではなく、単に日食を観察したいという程度の意識でいいのであれば、C社というのでもいいのかなぁと思う。しかし、800平方メートルってめちゃくちゃ狭くない?小学校の体育館程度でしょうが。そこに500人以上詰め込んだらどうなるんだろう・・。考えただけで恐ろしい。
A社は上海市内に宿泊するため、どうしても日食当日の朝は早くに出発せざるを得ないと思うし、場合によっては、市内で渋滞に巻き込まれる可能性もあるので、楽をしたい僕には向いていないなぁ。
観測地点への到着が安心という点では、B社またはC社。なんていったって、ホテルの敷地が観測地点(C社)もしくは観測地点まで歩いていける距離(B社)なんだから、朝早く起こされる心配はないし、渋滞に巻き込まれることもない。
ただ、ホテルの連泊ではないので、荷物をホテルに置いたまま観測地点に出向くということはできないのが、B社の欠点。C社は観測中に部屋が利用できたら、荷物置いておけるのになぁ・・。
上海のホテルのランクの違いも気になる。A社は元は大手外資系のホテルであったこともあり、交通の便と内装、施設に至るまでB社の利用予定ホテルとは比べ物にならないくらいいいホテルを使っているのだ。そこに3連泊というのが強みだ。地下鉄の駅に近いので、フリータイム時に自由に動ける点でも優っている。B社はホテルライフを重要視していない感じで、残念である。まあ、もっともB社はホテルライフを楽しめるようなフリーな時間はほとんどないんだけどね。さらにC社はランクでいえば3つ星まで落ちてしまうのが残念。観測地点のホテルのランクはおそらくB社よりも上になるのではないだろうか。
一方、B社とC社の強みは、なんていっても全行程の食事と観光旅行だ。ぼくは上海に一度行っているので、重複する部分はあるものの、それでもB社は朱家角や西塘、C社は同里など、今回初めてという観光地もいくつかあるので、楽しみである。その反面、A社は3朝食付きというだけで、到着した日の夜はフリータイム、翌日の観測終了後もフリータイム、3日目も1日フリータイム、そして最終日もバスで空港へと書かれているだけで、フリータイムがあるのかどうかさえもわからない。ただ、A社のほうは、オプションでリニアモーターカーに乗れるなど、興味をそそるオプションが用意されていたのが嬉しい。B社のオプションである上海雑技団は、ハウステンボスで十分見させていただいたからなぁ・・・。
B社とC社はよく似た内容であるが、観測地点の状況、皆既日食の時間、ホテルのランクやマイル加算等々、B社のほうが優位に立っている気がする。肝心の皆既日食時間がA社やB社と比べると30秒も短いのが最大の欠点だと思う。この時間は1秒でも長いほうがいいのである!!
一方、C社の強みは金額がB社よりも13,000円安価なこと。ホテルのランクが低いと言えばそうなんだけど・・・。
でもC社の強みはそれだけではないのである。
最も最大の強みは、旅行日程にある。
なんと、19日出発で日曜日と祝日を含むため、会社を休むのは平日2日間だけで済むのである。A社やB社が平日4日間休まないと行けないのに比べると、参加できる敷居が相当低くなるのである。
いくらツアー内容が立派でも行けなければ全く意味がないんだからね!
さてあなたなら、A社、B社、C社 どのツアー会社を選びますか?