『払う瞬間、「うれしいな」と感じているか』
逢坂ユリ『あなたを幸せにするお金のレッスン80』22-23頁(成美堂出版、2008年)より引用
いつもどおりお買い物をして、2000円くらいだなって思っていたスーパーでのレジで5000円を請求されたとき、「あれ、おかしいな」と思う感覚がとても重要と言いたいようです。
確かに、中国へ旅行したとき相手の言っている金額は結構ふっかけてあるようで、値切ればどんどん安くなっていきます。でも、結構安く買ったと思っていると、まだまだとんでもない高値で購入していたってこともあるようです。
『自分のアンテナがどのあたりまで“損してる!”の電波をキャッチ出来るか、知っておく必要がある』
アンテナが届かないところには、事前に商品に関する情報を集めたり、詳しい人に意見を求めたりできるということでしょうけれど、かと言って、商品に関する情報を集めるのに必死になってしまって、一つの物を買うのにものすごく時間がかかってしまうこともあるんですよね。
とくに僕としては1円でも高かったことがあとになってわかると悔しいので、常に商品を買う時に、「うれしいな」とは思わずに、「この価格で本当にいいのか?」なんて思ってしまいます。
金額の決まっている本を買う時にはそれほど問題にしないのですが、電気製品になるといろんな価格が存在します。さらにグレードによっても金額が全然ちがってきます。高価なもの=いいものではありませんので、自分が納得できるいい買い物ができたと思うのは数少ないです。
このように、たとえ100円安く買えたとしても、結果的にかけた時間が多くかかっておれば、本当に安く買えたってことになるの?と悩むこともあります。特に最近、時間のない生活を送っていますので、タイムイズマネーっていう言葉が身にしみてくるようになりました。
「うれしいな!と感じないときは買わないこと」と決めておけば、結構お金がたまるかも。でも、そうやってお金がたまったとしても、結局は幸せなお金の使い方はできないですから、宝の持ち腐れってことになりかねませんね。
もしも、もう一度アンテナを張り巡らせてお金を使うチャンスがあるとすれば、今度はどのあたりまで損してる!の電波がキャッチできるか知っておいてから買いたいですね・・・、そう、株券を。