やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

大倉集古館

大倉集古館


東京も今日で3日目。いよいよ最終日となった。

宿泊したホテルオークラに隣接して、日本初の私立美術館である「大倉集古館」というものがある。
入館料は通常は800円必要なのであるが、宿泊者ということで部屋に招待券が置かれていたので、これを使って入場することにした。

日本初ということなので、その創立年も1917年と、かなり古い。ホテルオークラ創始者である大倉喜七郎氏の父で、明治の実業家大倉喜八郎氏が創立した美術館らしい。

収蔵品は絵画・彫刻・工芸品・能装束など多岐にわたっているらしいが、美術館の建物もすごく立派だし、周りを取り囲む小さな庭園にも美術品がさりげなく展示してあって、入館しなくても雰囲気だけを味わうことは可能だ。

建物のデザインや装飾や色などをみていると、全体的に中国の雰囲気が漂ってくる。
特に2階の外に設けられているテラスには、中国の建物そのものといった感じだった。
ちなみにこの建物は、建築家の伊東忠太氏の設計によるものらしい。


館内の展示物は、仏像や青銅で作られた工芸品などがたくさん展示されていたが、残念ながらそういった類の品には知識も興味もなく、また歴史的背景も分からないので、ただ見て回っただけに終わってしまった。
収蔵品の中には国宝もいくつかあるようなので、今後も公開を続けていっていただきたいものである。

蛇足ではあるが、屋外には大倉喜八郎氏の大きな(実物大以上・・)の銅像が建立されている。この銅像は、書物を積み重ねた長椅子に腰掛けた氏の様子を描いていて結構親しみのある銅像なので、その隣に立って写真を撮れば、氏とのツーショット写真が撮れるのでお勧めです。^^ 屋外なので、入館料払わなくても撮れるのだ・・・。