やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

万座ビーチホテルについて

夜のアトリウムロビー



沖縄最後の夜も遅くまでホテル内を徘徊。
ホテルの部屋の中にいるよりも、部屋から出てホテル内や屋外を散策するほうが似合っているホテルだ。

かといって、部屋内に魅力がないということではない。部屋の広さは32平米とやや狭く感じるものの、液晶テレビに観葉植物に琉球ガラスのコップ、ベッドからは美しい海が見えるし、ベランダに出て景色を堪能することもできる。そして何とバスローブまで用意されている素晴らしい部屋なのである。

でも、それ以上にホテルのパブリックスペースや敷地内の散策も魅力があるのだ。

9階まで吹き抜けになっているアトリウムロビーに置かれたキーボードからは、夜になると館内に美しい音色を奏でてくれるのだ。このホテルに最初に宿泊したときに、廊下から見下ろす形でピアノ演奏を聴いていて、この雰囲気がいっぺんに好きになってしまったのである。
あれからもうかなりの年月が経ったが、今でも演奏が続けられていることにとても嬉しく思ってしまうのである。


前回宿泊した時は冬であったため、このホテルの特徴であるマリンスポーツを楽しむことはできなかったことに加え、建物が古く、シャワーブースがないユニットバス、他のホテルに比べるとやや狭い部屋という、条件的には他のホテルに劣る部分があるホテルではあるが、他のホテルにはないホテルマンの温かさと行き届いたもてなしに満足して帰ったものである。

今回、ホテルのインフラ部分がかなりリニューアルされていて、ビーチサイドに素晴らしい建物が出来ていたし、部屋も今までとは違う雰囲気で明るくなっていたし、レストランも全然違っていたのにはビックリした。建物は相当古くなっているはずなのに、その古さを全く感じさせないようなリニューアルがなされているのだ。

薬師丸ひろこが出演していた映画「メインテーマ」のロケ地として使われたこのホテル。初めての沖縄旅行で、吹き抜けのロビーをシースルーエレベーターが上り下りするのを見たくてこのホテルを選び、素晴らしいロケーションと多種多様なマリンスポーツとホテルマンの温かいもてなしと素敵な夜の雰囲気に感激し、機会がある毎にこのホテルに泊まり続けてきたのであるが、ホテルの建物は古くなってもホテルの持つ良い部分はいつまでも残って欲しいものである。

たぶん、次に来た時にもこのホテルを選んでしまうだろうな。。。。