やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

西山火口散策路


有珠山昭和新山を見たあと、いよいよ本日のメインとなる観光地、西山火口散策路に向かう。

昭和新山から来た道を戻り、洞爺湖温泉街を抜けて到着した場所は、平成12年に噴火した有珠山の西側の山麓。なんとここに、そのときの噴火口跡や被災した建物や道路が見学できる遊歩道が造られているのである。

道路標識に書かれた案内に従って、遊歩道入り口までレンタカーを進めていくと、なにやら沢山の黄色のウインドブレーカーを着た人が道路にでて、一生懸命に手招きをしている。どうやらここが目的地周辺らしい。
黄色のウインドブレーカーを着ている人達は、ボランティアの人たちで、周辺道路が混まないように車の整理をしているのだろう。連休中でもあるし、少々歩いてもいいかぁと思いながら、指示に従って道路脇の空き地に車を駐車する。

すぐに係員がやってきた。遊歩道まで歩いてどれくらいかと聞くと、すぐだと言う。もう少し奥に駐車場はないのか?と聞くと、この先は道路はなくなっているとの返事が返ってきた。仕方なく、ここの駐車場に停めることにしたが、他の車はもう少し先の駐車場に停めているようだった。

駐車料金を聞くと、300円とのこと。さっきの昭和新山の駐車料金の410円は安いものの、観光地で度々取られるのは痛いものである。

車を降りて遊歩道に向かって歩く。隣の空き地に来て、ちょっとビックリ。
「西山火口散策路に最も近い駐車場・駐車料金200円」

おいおい、さっきの駐車場よりも条件がいいのに、こっちの駐車場の方が安いやんけ。このとき、ちょっと嫌な予感が脳裏を横切った。

もしかすると・・・・。

さっきから、次から次へと自動車が入っていく道路を隔てて向こう側にある巨大な駐車場の立て看板。
目を凝らしてじっと見てみると、そこははっきりとこう書かれていた。
「乗用車、駐車無料」


さっきの300円の駐車場はいったいなんなんやねん!!黄色い服をきて、大勢で呼び込みするなんて。
痛い出費だ。周辺道路が混雑させないようにと気を利かせて、手前の駐車場に停めたことが裏目に出てしまうなんて。

せめてあの駐車料金が私腹を肥やす為に徴収しているのではなく、被災された地域へ還元していくために使われていればいいのだが・・・。

メインの観光地に入る前に、すこし凹んだ。