やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 ハウステンボス紀行23(10月)


なんで、2泊3日の旅だったのに、23回も引っ張ってるんだろう。(笑)
26日からはまた旅にでるので、それまでには終えなきゃ。


ということで、ようやくシェヘラザードに到着。息を切らしながら、オフ会のメンバーと再会。

早速手みやげのキャッチフレーズを渡す。
「やはり、つのだひろの歌の締めくくりはメリー・ジェーンだろう・・・」って。(^。^)

この手みやげ、喜んでくれたかな。。


さて、隠し文字の情報だけ書いてじらしていただいた方にお会いして、ようやくその内容を教えていただいたのでした。
いや〜〜、実にご丁寧に、オフ会のメンバーの方々がいろいろと資料を取りそろえていただいてありまして、本当にありがとうございました。時間がないなかで、駆けめぐっていただいたのでしょうか。10月1日から配布の公式ガイドブックまで、中に入っていたのにはビックリしました。

愛知万博が終わってがっくりきている僕に教えてくれた情報は、実は長崎市で来年4月1日から10月29日までの212日間、『長崎さるく博’06』が開催されるよ!という情報だったのです。

http://www.sarukuhaku.com/

この長崎さるく博のことは全く知らなかったので、最初にこの文字を見たときは、なぜ今頃博覧会を!?という言葉がでました。
バブルが弾け不況に喘ぎ、税収が下がり苦しい台所事情の中では、今の自治体は地方博なんてやっていられる状況ではないはずです。今回の愛知万博でも、本来は国をあげての博覧会とすべきではないかと思うのですが、国や県や市といった自治体よりトヨタが頑張って牽引していた印象が強かったくらいです。

で、パラパラと「長崎さるく博」の概要を見ていると、なるほど、これはいわゆる従来の地方博ではないなという結論に達した。
ホームページでも、「長崎さるく博」はパビリオンを建てて入場料を取って集客するという、あの博覧会ではない。パビリオンに替わるものが居留地であり、寺町であり、丸山であり、唐人屋敷であり、平和公園であり、浜町であり、新地であり、稲佐山であり、もちろんグラバー園であり、出島であり、新しい博物館であり、美術館である。という一文が書かれている。
まさに、既存の文化施設等をパビリオンに見立てた博覧会なのである。

「長崎さるく博」は、その名前から見て、長崎県が主催なのかと思っていたのだが、これが長崎市が主体となって(実際には推進委員会が主催で長崎市は共催)やっていることに改めてびっくりした。人口は42万人強で長崎県最大の都市かつ県庁所在地であるとは言え、なかなかすごいことで、長崎市の持つ観光資源に気づき、その存在を最大限に生かしたイベントなのではないだろうか思っている。

ところでこの文化施設等をパビリオンに見立てた博覧会。実は既に三重県でもよく似たことを実施しているのである。

http://www.pref.mie.jp/BUNKA/plan/matikado/

ホームページでの紹介文には、
『まちかど博物館は、新しいかたちの博物館です。いままでの「博物館」のイメージにとらわれることなく、コレクションや伝統の技、手仕事などを、仕事場の一角や個人のお宅などで、館長さんの語りとともに見ることができます。
 展示物もさることながら、なによりの魅力は館長その人。永年培った技への思いや、コレクションへのこだわり、そして地域への思い。
 まちかど博物館へちょっと足をのばして見ませんか?』
と書かれている。

三重県も歴史が古い土地柄で、南北に長いといった特徴に加え、中部圏と関西圏に挟まれて昔からいくつもの街道が存在する交通の要所であったことから、その土地土地で様々な文化が芽生えている県です。それ故に、文化という面から見てみると他県とは遜色ないはずなのですが、県民性といいますか、なかなか表には出さないという性格があって、全国に知れ渡っているような文化がほとんどないのが現状です。

今回、長崎市がこういったイベントを行うというのは、そういう意味ではものすごいエネルギーが必要だったのではないかと推測するのですが、もしかするともともと長崎県の人は情報発信が得意なのかも知れませんね。

三重県が、その昔「おかげまいり」において、もてなしの心をもって他の国の人達をもてなしたように、この「長崎さるく博’06」において、他の国から訪れる人達に温かく接していただけることを期待しております。