やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 いよいよ閉幕に向けてラストスパート


昨日、これまでの累積入場者数が2000万人を超え、愛・地球博もあと8日間を残すのみとなりました。
思い返せば、3月25日の開幕時、まだ185日間あるという感じで小雪の舞うなか、開場を今か今かと待ちわびながら北ゲート前で待っていたのがもう半年も前のことだなんて・・。

みなさん、名残を惜しむかのように連日会場に詰めかけていますが、終わってしまうのがなんかとても寂しく思う今日この頃です。

さて、一昨日に2000万人の達成セレモニーはなさそうだということを書きましたが、実際に行われていないようです。

新聞によりますと、協会の目標入場者数は一五〇〇万人のため、目標達成後の二〇〇〇万人では、記念行事や記念品プレゼントは行わなかったと書かれてました。

やはり、記念セレモニーというのは、一五〇〇万人が訪れたのを祝ってのセレモニーではなく、一五〇〇万人という目標が達成できたことを祝うセレモニーだったんですね。
つまり、博覧会協会が主役のセレモニーだったという・・・。

ある家族の中におじいさんがいて、毎年おじいさんの誕生記念日には、家族全員が揃って盛大なパーティを開催していました。プレゼントも回を重ねる事に高価なものになっていきました。
昨年は76才の誕生日を迎え、今まで以上に盛大な誕生パーティが行われました。家族全員の祝福の言葉と、大画面プラズマテレビがプレゼントされ、映画好きなおじいさんにはたまらない一日となりました。この調子でいくと、来年の誕生日には喜寿(77才)という区切りの年齢だからさらに盛大な誕生日パーティが行われるだろうと、ひとりわくわくしながら1年間を過ごしてきました。

そして、やってきた77才の誕生日の朝。期待に胸ふくらませて、家族からのお祝いの言葉を待ちましたが、まったく声がかかりません。あれれ!? 毎年、かならず朝一番に、パーティの話題がでていたのに。。。不思議に思いながら1日過ごしましたが、結局、自分の息子から一言だけ「77才になったね」と声をかけられただけで、終わってしまいました。てっきり今年も、自分の誕生記念日を祝ってもらえるものだとばかり思っていたおじいさんはがっかりして床についてしまいました。

おわかりでしょうか。ある家族は、おじいさんが76才まで生きるであろうという前提のもとに家のローンを組み、生きている間にもらえる年金をあてにしていたんですね〜〜。なので、76才まで生きてもらえないと返済計画も狂ってくるため、毎年節目毎にパーティーで盛り上げてきたんです。そして、目標年齢の76才に達したとき、無事家のローンも完済見込みがたったことから、狂喜乱舞のパーティをしていたんですね。決して、76才になったという誕生記念日をお祝いしていたわけではなかったんですよ。自分のことを祝ってもらっているという、おじいさんの勝手な誤解が招いた悲しいお話しでした・・・。

1500万人入場したことを記念してセレモニーを実施したのか、目標入場者数を達成したことを記念してセレモニーを実施したのか。どうも、博覧会協会の話を聞いていると、このおじいさんの家族の姿がだぶついてきます・・・。


公式入場者数(17日最終)

入場者数: 224,538人
総入場者数: 20,250,064人