やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

内覧会レポート(その6)


愛・地球博の開幕まであと1日となりました。明日は、開幕日・・・。楽しみだな。


19日の内覧会は午後7時30分まで。パビリオンの最終入場は午後6時〜6時30分というのが多かったです。

今の時間は午後4時40分。昼間は1時間以上の待ち時間ができていたパビリオンの、今の状況を見にいきました。

電力館は15分程度で入場できそうでした。また、JR東海や展覧車、三菱未来館もこの時間だと30分以内で入場可能とのことでした。
ただ、ぼくはトヨタ館に午後6時までに入館しなければならない整理券を持っていたため、ここでどこかの企業パビリオンに入ると、IMTSやゴンドラに乗れなくなってしまいます。

仕方なく、企業パビリオンに入館するのをやめて、IMTSに乗車することにしました。

IMTSは企業パビリオンソーンAのJR東海電力館の間に駅があります。ここを出発して途中西ゲート付近に停車した後、会場最南端のEXPOドーム付近に到着します。

値段は大人200円と手ごろな価格です。窓から見える風景は大したことありません。トンネルの中だったり、ブローバルループの下だったり、高い土手に視界を遮られたりするからです。

このIMTS、簡単に言うと専用道を自動運転で隊列走行する次世代交通システムで、インテリジェント・マルチモード・トランジット・システムの頭文字をとってIMTSとなります。圧縮天然ガスを使用した大型低公害バス3台が、無線通信により編成を組みながら自動運転による走行を行っています。実際にバスの中に乗り込んでみましたが、20人程度の人が座れるくらいだったでしょうか、客席数は思ったより少なかったです。運転席には誰もいません。正確に言うとモリゾーのぬいぐるみが座ってました。
隊列を組んで走行しますので、後ろから他のバスがついてきてるんですが、残念ながらバスの後ろには窓がありませんでしたので、その様子を見ることができませんでした。カーブにくるとハンドルが自動で切れます。見ていて不思議です。バスはぶつけることなく、見事にカーブを曲がりきって目的にまで快適に運んでくれました。


道路の中央に埋め込まれた銀色の丸い円形状のものが誘導装置なんでしょう。このバス、専用道路でないと自動走行はできないようです。 ^^;


到着したところは、グローバル・コモン4のエリアです。しかし、広い会場です。北ゲートから入場してここにたどり着くまでの距離は、下手したら、ハウステンボスの入国棟からユトレヒトくらいまでの距離と同じくらいあるのではないでしょうか。(この表現で距離感がつかめたら、あなたはハウステンボス通です。 ^^;)

さて、このグローバルコモン4には、ロシア館、オーストリア館、オランダ館、スイス館などの北欧の国々が集まっています。ロシア館ではマンモスの骨格展示がすごかったです。

オーストリア館では、巨大な滑り台のようなものに、スイス館では巨大な山のジオラマに人気があって、こんな時間なのにまだまだ人が並んでいました。

オランダ館も入ってみたかったのですが、人が並んでいたため断念しました。ガイドブックによると、どうやら映像を流しているようです。映像画面として機能する巨大な池の周囲で、7分間「水の国オランダ」についての映像が楽しめるとなっています。う〜〜ん、おじいさんと子供達が出てきて水の妖精ランのお話しでも始まるのでしょうか?

また、このオランダ館の外観正面にはデルフト焼きのタイルと巨大なチューリップの花束が
目に付きます。さらにショーウインドウにはこのようなものもありました。

これらのショーウィンドウの中の商品は、販売されているようですね。博覧会に向けて特別に作られた純オランダ製の高品質の製品らしいです。しかし、価格も高価格のようです。

さて、ぐるりと一通りグローバル・コモン4のパビリオンを見ていたら、そろそろトヨタ館の入場受付が始まる時間となりました。

ここから、キッコロゴンドラを使って北ゲートまで戻ると、ちょうどトヨタ館付近に到着します。ゴンドラの料金は大人600円。ちょっと高い気がしますが、所要時間は約4分間と早いですし、眺めもすばらしいです。また、JRの万博往復割引切符を持っていたら、ゴンドラの割引があって400円で乗れるそうです。


なお、会場内の移動に使える交通機関として、グローバルトラムというのがあります。これはグローバルループ上を走る乗り物でして、ぞうさん列車みたいな感じです。人が歩くブローバルループ上を走るため、混雑しているときは大変です。まるで渋滞している道路を走る路面電車のようです。料金は半周で大人500円。歩けばすむところを走っているだけなので、ぼくはお勧めしません。歩いているのと見える景色が全く一緒なので、乗っているメリットがないように思えます。



トヨタ館は18時までに入場すればいいので、まだ若干時間があります。この間に、シヤチハタの見学をしてきました。夢見る山というパビリオンのなかの一つです。共同展示となっておりましたが、いざ行ってみるとそれぞれが独立した入り口と展示ブースを持っており、少なくとも、日本ガイシシヤチハタブラザー工業の単独3館と、積水ハウス中日新聞社などの共同パビリオンの1つの合計4つのパビリオンがあるような感じでした。

シヤチハタは、自分で作るスタンプやペンといったのが無料でできるので、小さい子供の思いで作りにはいいかもしれません。しかしこれも定員があるので、結構競争率は高そうです。期間によって制作物が違いましたので、何回も楽しめそうでした。

さて、いよいよトヨタ館への入場です。この万博で一番人気があるパビリオンです。楽しみですね。スロープを上って待ちます。劇場への入場扉の前で、ディスプレイによる注意事項があります。入場制限時間ぎりぎりに行ったのですが、劇場に入場するには10分以上待たされました。さて、扉が開いていよいよ入場です。劇場はすり鉢状になっていて、一応どの場所からでもステージは見れるようになってます。真ん中の通路より、下側と上側に分かれます。下側の場所に座れば、ステージで動き回っているロボットが間近でみれます。通路より上側の場所に座れば、通路にでてくるロボットを間近でみれて、さらにステージ上のロボットも見れます。

ロボットによる楽器演奏のシーンでは、会場内のみんなで歌うコーナーもあります。パンフレットに歌詞が書かれているようなので、誰もが歌うことができます。コンパニオンも歌ってました。ぼくの周りの人も・・・・誰も歌ってなかったです。^^;
果たして、会場を揺るがすくらいの大合唱が見られるのでしょうか。今後のトヨタ館のパワーに期待しましょう。

その後は、いよいよ一人乗りの乗り物である「i−unit」や「i−foot」が登場します。天井からも布を使った人のパフォーマンスがあります。綺麗と言えば綺麗だし、華やかといえば華やか、音楽に合わせて軽やかに乗り物が動き回ります。客席の通路にも「i−unit」が登場します。ピチピチの銀色の服に身を包み、ステージ上で動きまわる女性達も気になります。
しかし、早朝からの疲れが出てきたのでしょう。途中から寝てました。優等生的なショーなので、ちょっとみたらもういいですね。写真撮影やビデオ撮影も禁止されています。せめてビデオ撮影ができれば、もうちょっと頑張って見たのに・・・。
でも、不思議な乗り物を見ることができる唯一のパビリオンでもあるので、やはり今後も人気は続くのでしょう。個人的には、1時間並んでまでして何回も見たいとは思いませんでしたけどね。

そうそう、「i−unit」は、ショーが終わったあとの展示室に置いてあるので、写真を撮ることや間近で見ることができます。残念ながら、カメラの電池が切れたため、ここには掲載できませんでした。悪しからず。 ^^;

さて、トヨタ館を出たらもう19時前。会場中央のコイの池のナイトイベント「こいの池のイヴニング」が始まってます。

急いでこいの池まで移動し、グローバルループ下の斜面を利用して作られた観客席からショーを見ました。噴水に映像が映し出されておりましたが、ハウステンボスのアトラクションにあるクリスタルドリームで見慣れているので、とくに目新しさは感じられませんでした。

ずっと見てましたが、途中から見ている為なのか、帰りの時間が気になってきたからなのか、どうもこのショー見ていて楽しくなかったです。このショー、毎晩開催されるということなのでしょうが、もしかすると見飽きてしまうかもと思いました。このナイトイベントについては、後日もう一度最初からじっくりと見てみることにします。

とまぁ、こんな感じで内覧会の1日が終了しました。このあとどうなったかって?
北ゲートからでたら、リニモには長蛇の列。予定してた1本前のリニモに乗車できるよう早い目に退場したけれど、乗れない可能性が高い気がしました。

仕方がないので、一駅歩いて手前の駅から乗るようにしましたが、歩く距離が結構ある上に、柵などがあって道路からリニモ駅に入れないようになっていたりと、かなり苦労しました。おかげさまで、本来乗るべき予定だったリニモにも乗車できず、さんざんな目に遭いました。実際、19日19時30分ころの万博会場駅におけるリニモの待ち時間はどの程度だったのでしょう。10分待ち程度だったら、素直に並んでいれば予定のリニモには乗れたのですけどね。噂では、藤が丘駅方面行きは並んでいたけど、八草駅方面行きはすいすいだったとか。。。(TT) 

さて、明日25日は開幕初日。いったい何人の人が訪れるでしょう。