
「あいち・なごや周遊観光パスポート」を使っての愛知県訪問の旅。
5コース目の今日訪れたのは2か所。公共交通機関のみを使っての旅だ。
このパスポートを使って県外人である私が効率よく使い切るために一晩かけて考え出したコースは全部で9コース。所謂、我流トリセツと書いてあるとおり、私が使った場合において最も効率よく回れるように考えられているため、万人向けではない。そもそも平日に9回も愛知県に行かなければならないというところから間違っているのかも知れない。
とはいえ、今日で5コース目なので残り4コースになる。頑張れ!
さて、本日最初に訪れたのは、「クルーズ名古屋」、そしてもう一つは「リニア・鉄道館」となる。これでおしまい。でもハプニングもあって充実した1日になったのである。
「クルーズ名古屋」って聞きなれないのとちゃう?
実は、私もこの「あいち・なごや周遊観光パスポート」に興味があって調べている最中に知ったくらいなので、そんなに有名じゃないんじゃないかな・・・。
とりあえず、今日一日の観光旅行はこんな感じでした。
自宅から田舎のバスに乗って電車の駅に向かいますが、なんとバスの発車時刻を間違えてしまってたのです。バス停で腕時計を見ながら、『そろそろ来る頃かな』とふと時刻表に目を移したら、なんと乗る予定のバスの時刻を覚え間違いしていたんです。
田舎のバス停なので、次のバスは1時間後です。クルーズ名古屋の予約時間に間に合いません。
自宅に戻ってクルマで少し離れた駅に向かうことも考えましたが、平日なので渋滞もするだろうし、駅の駐車場が空いているとは限らない。
ここから目的の駅までは歩いて25分くらい。次の電車の発車まであと13分。
歩く速度の倍で走れば間に合う。
何を思ったのか、駅までの道のりを走っていくことにしました。
決してバス代を浮かせようと思ったわけじゃないです。船の予約時間に到着するには、この方法が確実性が高かったというだけのことです。
朝から、駅に向かって走ります。
1キロを5分のペースで大丈夫だ。たった時速12キロで走ればいいんだ。楽勝だな。
そう思っていたのですが、大きな間違いに気づきました。
マラソンが一番苦手。持久力がありません。もう何年も走ってません。
2分で息が上がって苦しくなりました。足がもつれるので、少し歩いてからまた走りだします。何度も繰り返してヨタヨタになりながら走っていたら、遠くに駅が見えてきたところで遮断機が鳴り始めました。
よくよく考えてみたら電車の発車時刻も覚え間違いしていて、思っていたのより1分早かったのです。もうやばいかな?
最後の力を出して、遮断機を潜り抜け停車中の電車に乗り込むことに成功しました。
セーフ
とまあ、とんだハプニングでした。
さて、名古屋クルーズなのですが、ささしまライブの乗り場から乗船して中川運河を下ります。



途中のガーデンふ頭で乗り換えて終点の金城ふ頭で下船します。


このクルーズコースが1500円で普段は土日の運行となっていますが、今日は「あいち・なごや周遊観光パスポート」を使って乗船できる唯一の平日でした。9時30分出発の便は満席で、お客さんはほとんどこのパスポートを使って乗っていたようです。
船の中ではガイド役の観光ボランティアの説明があり、ただ単に船に乗っているわけではないので楽しめます。
この名古屋クルーズで最大の見せ場と言っても過言ではないのが、パナマ運河のように海と川との水位を調整して船が進むところでしょうか。船の後方の水門を閉じたあとどんどんと海側から海水が入ってきて運河の水位があがっていくのを目の当たりにしました。







それと、名古屋港に残る戦争遺跡としての灯台でしょうか。戦時中に空襲に遭い、爆弾の破片により破損した跡が残っているそうです。今は埠頭敷地内への立ち入りが出来なくなっているので、海上から見るだけです。この灯台を通る時だけ船の速度を落としてくれました。

最後3つ目は、トリトン大橋の下を潜ることでしょうか。伊勢湾岸自動車道にある名港東大橋、名港中央大橋、名港西大橋の3つの斜張橋の愛称がトリトン大橋。
3つの橋の主塔の色はそれぞれ青、白、赤となっており、名古屋クルーズでは白色の橋の名港中央大橋を潜るコースです。

5月に仙台に行く時にトリトン大橋の下を潜った船に乗船したのですが、そのときは赤い橋、つまり名港西大橋だったので、名港中央大橋を潜るのは初めての体験でした。
ちなみにガイドさんの話では、名古屋港は東京港と横浜港を足した面積よりも広いって言っていました。でも日本一広い面積は千葉港なんだよな。

下船後、「リニア・鉄道館」に向かう前に周辺施設を見学しました。








お昼を食べて少しゆっくりし過ぎました。

リニア・鉄道館は3~4時間は過ごせられる場所だそうです。
たしかにいろんな展示物があって、鉄道に興味がある人が真面目に説明書きを読んで回っていたら、4時間でも足りないくらいでしょ。
今回私は、企画展示の「リニア・鉄道館の蒸気機関車たち~貴婦人とシロクニ~」という展示物を主目的として行ってきました。



今までD51が自分の中では最強だと思っていたのに、C62のほうが後からできて最も馬力があったとか・・・。スマートなデザインの機関車だったので、てっきり力も弱々しいのかと思ってました。
用途も全く違っており、私は今までD51が客車を引っ張って原野を力強く走っている姿をイメージしていましたが、実際はD51は主に貨物列車の牽引を、C62は旅客列車の牽引を主な目的として設計されたそうです。
D51の最大出力は1000馬力程度に対してC62は2000馬力を超えているので、圧倒的に力強いですね・・・。ただ、私が「デコイチが最強だ」と思い込んでいた理由として、製造数が1115両という多さと日本全国で広く使われていたということが影響していたのかも知れません。ちなみにC62は貴婦人として呼ばれていたけれど、製造数は49両と意外に少なかったのにはビックリしました。余談ですが、私は「貴婦人」は知ってても「シロクニ」という言葉は知りませんでした。
先ほど文中で『ちなみにC62は貴婦人として・・・』と書いたけれど、どうも私は「貴婦人」というのはC62形の愛称だと誤解していたようです。今回の見学によって、「貴婦人」というのはC57形の愛称で、C62形のほうは「シロクニ」という愛称だったことがわかりました。それぞれ異なる機関車だったのですね・・・。





お召列車として横側に描かれた3本の装飾線がカッコイイですね。



こんな体験もできました。


私が操作した内容が反映された新幹線の切符
来週、京都に行くので行先は京都。グリーン車を選んだので8号車になってます。
窓側を選んだのでD席になってますが、グリーン車は左右2席づつなのでD席は窓側ですよね・・・多分。普通車だったらE席(2人掛け)とA席(3人掛け)が窓側っていうのは知ってるんだけど、新幹線のグリーン車って。。。乗らないからなぁw
今日の日付とそれらしき時間で発券されています。ちなみに普通は名前は記載されないんですが、記念乗車券となるように名前を入力することができました。


せっかくなので、15分程度の映像を2本見てきました。
「新幹線の開発と進化」ともう一本は「のぞみの進化」です。
でも・・・、お腹が膨れていたので2本ともほとんど寝ちゃってましたので、内容はほぼほぼ覚えていません。^^;












この「リニア・鉄道館」では、ついに500系の新幹線の姿を見ることがありませんでした。
なぜなのかな~。たぶん、JR西日本が運行する新幹線だからかな。

この展示されている新幹線の車内では、飲食が可能です。
グリーン車に飲食物を持ち込んで座っている親子連れがいました。
どうせ座るのなら、グリーン車ですよねw




さて、見学時間も少なくなってきました。
ちょうど16時からのジオラマショーを楽しんでから、帰路につきました。
ここのジオラマ、スケールが大きくてしかも凝った造りになっています。もちろん、16両編成の新幹線や特徴ある在来線もちゃんと走りますよ。
そうそう、子供の頃に新幹線の「ひかり」は16両編成、「こだま」は12両編成として覚えたのですが、最初は「ひかり」も「こだま」も12両編成だったようです。











まあ、こんな感じの観光旅行でした。

このエリアで1日楽しむことができそうですね。
おしまい