やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

北陸応援割(福井県)の申し込みチャレンジ奮闘記

北陸と言えばカニ料理

 既にご存知と思われるが、現在北陸応援割というものが存在している。この北陸応援割については、観光庁のホームページに『令和6年能登半島地震により、被災地域には観光需要の落ち込みが見られることから、災害起因のキャンセルが発生している北陸地域において、国内旅行者はもとより訪日旅行者も対象とした旅行・宿泊料金の割引を支援することで、GW前までを念頭に観光需要を喚起します。』と書かれている。

 ちなみに実施時期は、令和6年3月16日(土曜日)から令和6年4月26日(金曜日)宿泊分までとなっている。3月はハウステンボス旅行を入れているし、4月は秋田県旅行を入れているので、その間しかない。そこで思いついたのが、先日もブログに書いた日程の、年度末~年度初めの時期の旅行だった。

 この期間であれば、会社に勤務をしている人は休みが取れないだろうと思われるので、この期間の平日を狙っていけば、楽勝で予約できるのではないかと思った次第である。

 行先は、三重県に近いところを最優先にした。なぜなら、遠方に行けば行くほど交通費がかかってくるからだ。ということで、福井県に。福井の観光地といえば、東尋坊、恐竜博物館、永平寺三方五湖などがあり、それらは点在していることから周遊型のプランを立てることにした。

 宿泊地の候補としては、今までだと交通の便が良い駅前のビジネスホテルを予約していたのだが、今回は負傷した足の湯治を兼ねて温泉地に泊ることにした。福井県と言えば越前カニも有名なので、豪華な旅館に泊まって夕食に舌鼓を打って露天風呂に浸かろうって魂胆なのだ。

 せっかく福井県の北部まで行くのであれば、加賀温泉郷にも足を伸ばそうと思っていたのだが、残念ながら石川県の予約は8日ではないので、周遊ルートが組みにくい。とりあえず、福井県で完結するようにルートを決定し、改めて石川県の宿泊が取れた時点で組み直しをすることにした。

 3月8日から予約を開始するというのに、なかなか予約方法などがはっきりと決まらず、「じゃらん」や「楽天トラベル」が使えないことがわかると、宿泊先毎に予約方法が異なることから、大変な作業となった。

 とりあえず最初に宿泊する場所を決めていくことにしたが、ここで大きな障害が待ち受けていたのである。

 そもそも、希望している日程では候補に挙げた宿泊施設の予約が取れないのだ。いや、正確にいうと、部屋が空いているにも関わらず、お一人様のプラン設定がないのである。2人で検索すると予約できる部屋がたくさんあるのに、一人で検索すると『空きがありません』と表示されるのだ。これにはガッカリした。電話でいくつかの旅館に確認したけれど、『直前になって部屋に空きがあればおひとり様でも受け入れることがありますが、この時期は北陸応援割もあるので難しいでしょう』と、そっけない返事なのだ。いつもの駅前のビジネスホテルとは勝手が違うのだ。

 片っ端からインターネットでお一人様で泊れる宿を探し、大手チェーン店が経営する大型旅館を見つけたが、料理内容はチープなプランばかり。よく見かける13品の料理がテーブルに並べられるプランや、カニ、のどぐろなどの豪華な海の幸が並ぶ料理のプランは選択できないのだ。他にお一人様でもいいよーってプランが掲載されている温泉宿と言えば、第三セクターが運営している公共の宿みたいなところばっかり。背に腹は代えられないので、そういうところをリストアップして、周遊ルートを作成しようとしたのだが、今度は空室がない。っていうか、さっきまで空いていたはずなのに、今見たらもう満室になっているし。

 作業は難航したが、どうにか宿泊する施設を複数確保して、3月8日を待った。

 3月8日午前0時。

 私はパソコンの前に座って、インターネットから各施設のホームページにアクセスをして、予約を取りにかかった。

 「動かねぇ。。。」

 「ビジー状態でエラー」

 「あ、満室だ。」

 「予約サイトにアクセスできないエラー画面しか出ない」

まあ、こんな感じで2時間ほど奮闘して、とりあえずリストアップした旅館のうち、いくつかは確保できたのだが、戦いはこのあとも続く。

 3月9日午前9時。

 インターネットで申し込んだ施設はまだ北陸応援割の申請が出来てないので、それぞれの施設に電話して北陸応援割の申請をしないといけない。

 「話し中ばっかり」

 そうなのだ。かからない。チケットぴあ状態なのだ。(昔はチケットを取るのに電話予約しかなかったけど、今も電話予約ってあるのかなw)

 1時間かけてもつながらない。昔の電話だったら「再ダイヤル」というボタンを押せば良かったのだが、今の私のスマホは、どれが再ダイヤルのボタンなのか分からない。履歴から呼び出して掛けるしかなかったのでかったるい。

 3月8日午前10時。

 この時間から電話予約のみで受け付ける施設もあったので、そちらを優先して電話かける。

 「あかん。話し中や」

 全くでない。掛かったと思ったら「こちらはNTTです・・」とか。「こちらはソフトバンクです・・・」とか。「電話回線が込み合ってるので、しばらく経ってからおかけ直しください。」というメッセージばっかり。

 3月8日午前11時。

 ようやく電話がつながった。さすが公共っぽい宿だけあって、不人気なんだろうな。現在申請を受け付けているが、もう少しで申請枠がいっぱいになるということだった。ダメだったら連絡しますとのことだった。

 3月8日午後0時。

 福井県の温泉では有名どころであるあわら温泉。ここの中でもおひとり様プランを出していた旅館があったので、昨晩奮闘してインターネットで予約を入れたのだが、残念ながら既に申請枠はいっぱいなので、北陸応援割の適用は出来ないとの回答だった。「何時ごろ申請枠が無くなりましたか?」と尋ねたら、「午前11時にはいっぱいになりました」とのことだった。

 いったい何人の人が適用できたのだろうか。

 私としては最善を尽くして臨んだのに、こんな結果になるとは。電話予約っていうのがちょっとネックだったかな。以前、チケットぴあの予約が取れやすいような仕組みの機械があると聞いたことがあったけれど、そういうのを導入しているマニアぽい人か、たまたま電話がつながるという強運の持ち主でないと、福井県が実施している『ふくいdeお得キャンペーン』での予約は難しかったのかもな。

 こうなったら、12日に解禁になる石川県の北陸応援割に望みを託そうじゃないか。