やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

お金のレッスン31

『家計の“損益分岐点”を探してみよう』

  逢坂ユリ『あなたを幸せにするお金のレッスン80』82-83頁(成美堂出版、2008年)より引用



 『毎月の収入から2万円貯蓄にまわして、5万円は食費で、光熱費はいくらで・・・と分配することが、お金を貯めるスタートとも言えますね。けれど、具体的にどれくらいを割り振ればいいのか、意外に悩みどころです。』

 ふむふむ。要は、予算を立てるときに、貯蓄分を含めてどの項目にいくら割り振っていけばいいのかということが悩みどころということだな。



  『商売をする人たちは、光熱費や店舗の維持費、人件費や原材料費などの支出を売上から差し引いて、プラスになるように考えながら試行錯誤しています。要は、“損益分岐点”はどこかということを、常に頭の中に置いています。』
  『この“損益分岐点”を家計でも活用してみましょう。』


  う〜〜ん、結構難しいと思うなこれ。この損益分岐点を使って、果たして適切な予算の割り振りができるのだろうか。本書では、お金を使いながらプラスかマイナスかの“分岐点”を探していくと、お金の使い方をちょうどいい具合に調節することが出来ますと締めくくってはいるが、調節するということは、貯蓄が犠牲になる可能性もあるわけだから、やはりここは当初に立てる予算をいかに正確に作成するかということを考えたほうがいいのではないだろうか。


 『ひと月の食費に5万円を割り振った場合、1週間で1万円ですね。それでどんな食材を買ってどれくらいの料理が出来るか、ランチ代も含めて考えてみます。すると、もうちょっと少なくてすむかな、などと見直しが出来るのです。』

 この場合、食費の予算を月額5万円と立てるにあたり、1日に使えるお金が平均1,670円程度です。ランチ代も含めてと書いてありますので、月に22日会社に出勤してランチを食べると計算し、ランチ代は日替ランチの550円を18回分、たまには特製ランチの800円を4回分を予算化します。これで月に13,100円です。あとは、米の購入、肉や野菜の購入、調味料・・・といった具合に、これまでの経験をもとにして算出していきます。その結果、食費の値上がりで5万円では難しいとなれば、他の項目の予算を減らして相殺した予算を立てます。
 こうすれば、貯蓄額を聖域化して一切手をつけずに実現可能な予算化が図れるため、お金を貯めるスタートともいえる家計簿のできあがりです。

 ん?家計簿の手引きじゃない? あら・・・・


 しかし、ここの例では、『ランチ代も含めて考える』と書かれてますが、前のレッスンではたしか1日のランチ代が1000円、1週間で7000円の例が出ていたはず。その例にならってしまうと、1か月の食費を5万円にしようとすると、残りの2万円が朝食と夕食の費用ということになってしまうのですが・・・・。
 ランチとの格差が激しすぎませんか?いや、むしろ実現可能な金額なのでしょうかね?