やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 ハウステンボス紀行(10月)

幻のシンボルマーク


雨かなぁと思われた10月の3連休初日。雨上がりの駅のホームからハウステンボスに向けて旅立った。

秋真っ盛りのハウステンボスはこれまでに訪れたことは少ない。秋と言えば、大抵ディズニーリゾートに足を運んでいたものだが、なぜか今年は西に向かっていた。これも、愛・地球博の影響だろうか。^^

途中の電車の中で面白い記事を見つけた。

なんと大阪万国博覧会に幻のシンボルマークが存在していたという記事であった。
大阪万博のシンボルマークといえば、桜の花をモチーフにした5枚の花びらが描かれているマークしか知らないが、幻のシンボルマークが存在していたとは。


記事によると、専門家の指名コンペで最高点を獲得した福岡市の西島伊三郎氏の作品が、石坂会長の反対の一言で世間に発表されぬまま、再び選びなおされる事となったという話が書かれていた。
西島氏のシンボルマークは、「全体が世界を象徴し東と西との世界が一つになって未来の世界を作る」という説明があったようで、大きな黒色の●が三角形型に3つ並び、下の2個がつながっているデザインからは、どこかの戦国武将の家紋のような印象を受けました。


そして新しく選ばれたのは大高猛氏の作品で、「桜をかたどった五つの花びらは、世界の5大州を意味し、中央の円は日の丸をあらわしている。日本に世界の人が集まり、進歩と調和を果たすことを象徴している。」と説明されたとおり、皆さんご存じのあのシンボルマークだったのです。

電車の中の記事は、この福岡市の西島伊三郎氏のことが取り上げられていたのであって、万博のシンボルマークの記事はその一部に過ぎなかったのですが、万博ネタになってしまうとついつい夢中になってしまう癖がどうもあるようで・・・。 ^^;


ちなみに、博多市にある地下鉄の各駅に描かれているシンボルマークも、実はこの西島氏が考案した図案であるとのこと。また、童画を見ると、その素朴で純真な絵にビックリしてしまうほど、素晴らしい絵を描かれておりました。残念ながら、西島氏は既に他界されておりますが、機会があれば彼の作品をじっくりと見てみたいと思いました。できれば、ハウステンボス美術館で・・・。



西島伊三郎氏の絵が見られます
http://www.q-style.jp/6f/akari/nishijima/spring.html