今回の旅行では、空港からハウステンボスまでの交通手段として、船を利用することにした。
本当は、飛行機の到着時刻と船の出航時刻にはかなりの余裕があり、空港から路線バスを使ったほうがハウステンボスに早く到着できたし、安く行けたのだが、あえて船を利用した理由は、以前にも書いたが、新しい船のターミナルがどのようになったのか興味があったからである。
しかし、残念ながらわざわざ船を選択する必要はなかったようである。
期待していた船のターミナルは、外壁と床板が新しくなった程度で、建物自体の変更は全くなされておらず、以前のターミナルのままであったのだ。
さらに、東京からの飛行機の到着が遅れたため、船の出航時刻が延期されてしまい、かなり時間的にロスをしてしまった。
空港でバスの時刻を確認したら、飛行機の到着時刻に合わせる形で路線バスの時刻が組まれており、東京便との到着時刻の差は１５分程度であったのに、バスはそれぞれにあわせて便が用意されていた。一方、船のほうは、東京便に合わせた時刻設定の１便しかなかったため、今回はこれが裏目にでた形となってしまった。
船によるハウステンボス入りは半年前にも経験しているが、今回気が付いたこととして、空港島と陸地を結ぶ橋の下をくぐるかたちで航路が組まれていたことである。
昔は、この橋をくぐらずにぐるっと空港島を回る形での航路だったので、海に突き出てる飛行機の誘導灯の間を抜けて船は進んでいったのだが、今回は橋桁の間を抜けて進む形となっていた。５月の時には、外の景色を見ていなかったので気が付かなかった・・・。
およそ４０分後、見慣れたハウステンボスの風景が見え始め、次第にその姿は大きくはっきりとわかるようになってきた。
船は速度ゆるめ、入港。次に出航しやすいように、港内で進行方向を変えて接岸。家を出てから５時間後に、ようやくマリンターミナルから入国を果たすことができた。
