室堂の立山トンネルトロリーバス乗り場に集合。いよいよここから扇沢までの間、様々な乗り物を乗り継いでいくアルペンルートのクライマックスである。
まずは、立山トンネルトロリーバス。
トロリーバスとは、なんとバスの屋根から伸びているポールで架線から電気を取り入れて走る、クリーンな乗り物なんです。
車両そのものはバスなのだが、架線があるのでどこでも自由に走り回ることはできないけれど、地面はレールではなく舗装道路。で、一度に6台ほど連なって走るけれど、車両同士は連結されていないという、なんとも不思議な乗り物なのである。
日本唯一のトロリーバスとなっているが、この立山トンネルトロリーバスと関電トンネルトロリーバスの2路線ある。そもそも、昔はこの立山トンネルはトロリーバスではなく、普通のバスが走っていたのである。その名称も立山トンネルバスで全線地下式だったような気がする。
それがいつからかトンネルバスがトロリーバスに代わり現在に至っているわけで、ずっと昔は日本唯一のトロリーバスは関電トンネルトロリーバスただ一路線だったのです。
環境に優しいということで採用されたこの立山トンネルトロリーバスなのですが、アルペンルートの乗り物の種類を減らしてしまったばかりでなく、唯一と言われた関電トンネルトロリーバスの価値も落としてしまったわけなのです・・・。