家の畑には二本の、いや一対のキウイの木が存在する。
おそらく子供の頃からあったのだろう、全く記憶にないが・・・。ところがこのキウイの木、適当に世話をしていただけなのに、なんと昨秋に１００個以上の果実が収穫できたのである。でも、さすがに一粒が小さい。とてもじゃないがスーパーで売られているような大きさではなかった。多分、栄養が少ないうえに鈴なり状態で大きく育たなかったんだろう。それに、もう老木だ。地面から出ている２本の木は朽ちかけているのだ。
そこでこの老木を蘇らせるべく支柱を立て、くねくねと地を這うようにのたうち回っている枝たちを空に向かって伸ばし、下から手を伸ばせば果実が収穫できるような見事なキウイ棚をつくろうと一念発起し、思い切って手入れを行うことにした。
ところが、悲しきものかな、キウイ棚を作り上げるにはあまりにも知識がなかったのである。もじゃもじゃのアフロヘア状態になっているキウイの木を目の前にして茫然自失。雌株と雄株がぐっちゃぐちゃに絡まって成長しており、しかも幾重にも枝分かれしていて、どの枝を切っていったら弱らずにまともに芽が出てくるのかもわからない。
敵前逃亡したい気持ちを必死に押さえ、寒さに震えながら仕方なく絡まっている細い枝を中心に剪定作業を進めていき、3時間かけて出来上がったのが上の写真のとおり。
どうだ！この剪定ぶりは・・・
これを見て、ミスだろと言う勿れ
