やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

株式会社ラックの株を売却しましたが、なぜか欲張ると損をする株だった話

 本日、株式会社ラックの株を売却しました。

 当時、サイバー攻撃が増え続ける中でこれからはセキュリティ関連に強い会社が伸びていくというもっともらしい経済専門家の声のもと、5年以上前に購入した株だったのだが半値以下まで下がった挙句、無配に転落。私の貴重な老後資金に多大なる損害を与えてくれたその罪過に対し『クソ株殿堂入り』を決定した株として、先日ブログにも書いたとおりです。

yamato14.hatenablog.com

 さてこの株、KDDIとの間で普通株式の公開買付けによる完全子会社化に関する取引に合意したことで、今日までの日程で公開買付を行っていました。

  買い付け価格は1株当たり1160円。当然市場での株価はその金額にサヤ寄せする形で終わると踏んだ私は1158円の指値で売却を試みました。

 しかしなかなか思うように株価は上昇せず。幾度か1158円の価格を付ける場面があったのですが、約定までは至らず。

 急変したのは1月10日。これまでずっと1157円~1158円で動いていた株価が、どうしたことか急落。今週に入ると1150円も割り込む有様。

 『1160円で買い取ってくれる株なのに、1150円でも売れないってどういう事??』

 よほど人気がないクソ株なんだろうな(笑)

 そう思った私は今日の引けの価格が暴騰して、買い付け価格である1160円まで近づくことを期待して、1152円をつけていた金額を見ながら『大引けの成り行き』で注文し直しました。

 明日以降も取引ができるようですが、公開買付期間が終了しているのでもしかするとさらに売り込まれてしまう危険性があったことと、このまま持ち続けて2~3か月後にスクイーズアウトで強制的に1160円で買い取ってもらっても上場廃止後なので損益通算ができないことから、少しでも高く売れるのではないかと最後のチャンスに賭けてみました。

 

 結果は・・・

 1151円。

 

 まったく鳴かず飛ばずでした。

 こんなことなら、先週までに1157円で売却しておけばよかった。

 「二兎覆うもの一兎も得ず」「虻蜂取らず」「大欲は無欲に似たり」「慌てる乞食は貰いが少ない」・・・

 絶対に儲かると思って買ったラックの株。

 結局は欲張ると損をするんですね。