やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

福袋のトラウマから学んだ失敗しない選び方

福袋

 今年は福袋に縁がある。

 縁があるといっても、手に入れたわけではない。

 年末にショッピングセンター内にあるドトールコーヒーショップ前を通りかかった時の事だ。店員が店先の机の上に、様々な福袋を並べていたのが目に入った。袋の中身はコーヒー豆やコーヒーチケット、ドリップコーヒーのセット等々、販売価格以上のものが入っている。お得だと思ったけど、一人で飲むには多すぎる量だし、コーヒーチケットをもらっても、ここまで飲みにこないといけないし・・・と、自分に言い訳しながらそのまま通り過ぎた。

 そして正月を迎えた。今年は珍しく元旦にショッピングセンターに行った。イオンでは、たくさんの種類の福袋があり、その中の一つに、そのうち買おうと思っていた商品があったので、これはラッキーだと思い福袋を手に持ってレジに向かおうとした。ところが、なんとレジには行列ができていた。おそらく10分も並べば清算できるだろうけど、並ぶのが面倒な性格なので、列が少なくなるまでラウンジで時間を潰していた。ところが、急に緊急地震速報のアラートが一斉に鳴りだし、ほどなくして長い揺れがラウンジを襲った。最大震度7能登半島地震が起きたのだ。留守の自宅が心配だったので帰ろうとラウンジを出たのだが、考えていることは皆さん同じだったようで、レジ前は商品を持った客でさらに長い列ができていた。福袋の購入は断念。

 三が日が過ぎ、おそらく人も減っただろうと、福袋を買いに再度イオンを訪れた。ところが、すでに福袋は撤去されていて、普通の売り場に戻っていたのだった。

 同じような商品が「洋服の青山」で福袋に詰めて売っているのが正月のチラシに載っていたので、まだ販売期間中なのでもしかすると買えるかもと、翌日に車を走らせて「洋服の青山」まで出かけた。結果、他の福袋はまだ販売していたのだが、欲しかった福袋は売り切れていた。

 こんな感じで、今年は福袋に縁があった?わけなのだが、中身がわかっていて買うパターンで果たして福袋と言えるのか?という疑問が。なぜ、こんなことを思ったのかというと、実はさきほどインターネットで、中身がわからない福袋を売っているのを見てしまったのだ。値段は1000円。どういうお店なのかもよくわからないので、どんなものが入っているのか全然わからない。ネットの写真ではドライヤーなどの小物家電の写真がたくさん載っていたけれど、福袋との関連性があるのかないのか、それさえもわからない。こんな中身がわからない福袋を見たのは久しぶりだな・・・・

 思い返せば、もう30年以上前の話になるが、ソニープラザという輸入雑貨品などを販売している場所で生まれて初めて福袋を買った。たまたまオーディオ製品の展示会に出かけた折に親しかった店員にそそのかされて買ったのだが、それこそ中身がわからない福袋だったのだ。金額的には数千円だったと記憶しているが、化粧水、おもちゃみたいな腕時計(多分これが一番高価だったのかも)、カラフルなセムクリップ、中途半端な手提げ袋、何を入れたらいいのかわからないプレスチックの小物入れ、髪の毛を束ねるシュシュ・・・中身をみて唖然とした。これって売れ残りの寄せ集めなのか?何一つ、僕の役に立ちそうなものは無かったし、欲しいと思ったものも無かったので『福袋ってこんなものかい』っていう印象しか残らなかった。ちなみにソニープラザは「PLAZA」という名前に変わって存続しているようだ。

 このトラウマがあるので、それ以来、中身の全くわからない福袋は買わないようにしているのだ。たとえ金額以上のものが入っていたとしても、僕が使えなければゴミにしかならないのだから。

 さて、インターネットで販売されていた、この1000円の福袋。

 当たりなのか、外れなのか。どうせ外れるのなら、宝くじを1000円分買ったほうがいいと思うのか、外れたら紙切れにしかならない宝くじを買うくらいなら、少しでも何か現物を得ることができる福袋を買う方がいいと思うのか。

 あなたなら、どっちを買いますか?

 ちなみに、僕はどちらも買わないです。