長い階段を上り、通路を歩いていると左手に日本産業館が見えてきた。
大きな建物だ。
よく見ると、なにやら動いている。
これが、壁面を上り下りするロボットかぁ。
しかし、このロボットをじっくり見ている暇はない。
何といっても、万博パスポートを早く手に入れたいのである。
万博パスポートとは?
いわゆる、スタンプ帳のことである。
愛・地球博でもスタンプ帳を買って、モリゾーや各国のスタンプを集めて回ったものだが、今回の上海万博でも同じようなスタンプが設置されており、スタンプ帳も用意されているのである。
このパスポート、なかなかよく出来ていると思う。
本物のパスポートとよく似ているのである。中身も面白いくらいにパスポートと似ている。
このパスポートに各国のスタンプを押すことで、世界旅行をした気分になろうというコンセプトであろう。
これが1冊30元(およそ450円)
バカ売れで、品薄状態のようだ。しかも、朝からショップは混んでいる。
幸いにも、万博会場地図にこのパスポートが写真入りで紹介されていたため、ショップでこの写真を見せながら指さしをしたところ、レジにて販売していると教えていただいた。
さっそくレジにならんだ。紹介では5種類が売っているようだが、あいにくレジには1種類しかなかったが、それでも、並んでいる人たちは同じ種類なのに何冊も購入していくほどの売れ行きである。
10分ほど並び、ようやく手に入れることができた。
さあ、これで安心してパビリオンを回ることができるぜ。