やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」を見て印象に残ったことから大阪・関西万博を考えてみた

 遅ればせながら、今月8日に映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」がテレビの地上波で放送された録画を少し前ですが見終えました。

 相変わらずの面白さだったのですが、見て印象に残ったシーンが二つありました。

 一つは、ほんの少しだけの登場でしたが、三重県の名前が出てきたシーンです。

 言っていたセリフの大意としては、「おまえらがそんなんやから・・・、同じ近畿地方にあったはずの三重が中部地方へと逃げていったんやないんか!」と(笑)

 どういう場面でなぜ主役がこう言ったのか、映画を見ていないとこのセリフの紹介だけでは伝わりにくいかと思いますが、三重県人の私が笑うには十分すぎました。

 気になった方は、是非映画を見てくださいw

 そして、印象に残ったもう一つのシーンですが・・・

 映画の終盤のクライマックスで、警察に捕まって連行される大阪府知事役の片岡愛之助さんが言った放ったセリフ。

 「関西・大阪万博だけは無事開催さしてくれと。間違ごうても埼玉万博にはせんでほしいと。あっ、万博泥棒は堪忍やで。」

 このシーンを見て、なぜ「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」がこの時期に地上波で放送されたのか。これは、きっと大阪・関西万博の機運醸成の取組みの一環として放送されたに違いないと(笑)

 それにしては、府知事とあろう方が名称を間違えるとは。

 関西・大阪万博だけは・・じゃなくて、大阪・関西万博でしょうが。なぜ、関西が先にきてる?

 これって、意図的に違う名称を使ったってことでしょうかね。

 映画の中で府知事や市長をはじめとする様々な人たちや府県が散々ディスられてましたので、所謂「実在の人物や団体などとは関係ありません。」っていうのを示したかったのかな。

 でも、この映画を見た人は万博が大阪で開催されるっていうのを改めて認識したのではないでしょうか!?

 え?そんなセリフなどまったく気にしてないって??

 そんなぁ。。。

 

 ところで、ずっと気になっていることがあって。

 大阪・関西万博っていう名称、何とかならないのか。

 なぜ大阪万博ではだめなのかな。会場が大阪以外にもあって広域開催されるのならまだしも、開催地の夢洲って大阪でしょ?

 『大阪万博だったら1970年に開催した大阪万博との区別ができず紛らわしいから。』

 それも一理あるね。

 だったら東京オリンピックの例に倣ってみてはどうなんだろう。1964年に開催された東京オリンピックと区別するために、東京2020オリンピックという名称がつかわれているじゃん。大阪2025万博ではダメなん?

 『ダメダメ、縁起でもない。2020って入れた東京では、新型コロナウイルスの感染が世界に拡大する中で延期になったでしょ。万が一2025を使った後で延期になったらカッコ悪いでしょ。それに「2025」では今より一文字多くなるし。』

 いやいや、半角の「2025」としたら2文字分のスペースで済むでしょ。

 『そりゃそうだけど、やっぱり2025を入れたくないのは、そもそも大阪人として、東京の真似だけはしたくないからだよ!!』

 っていうやりとりがあったのかどうかは知らないけど、どうやら大阪2025万博の名称に替わる気配は無いようです。

 じゃあ、関西という文字を入れたのはなぜ?

 関西圏を構成する府県から協賛金としてお金を集めやすくするためなのかな。

 だったら中部地方に逃げた三重県は出資しないよ~

 ってこれは映画の中だけのお話しでしたね。

 現に大阪・関西万博会場には、三重県を含む滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島、福井の9府県が出展に参加する関西パビリオンも建設しているしね。

 関西を入れたのは、やっぱりお金のためじゃないの?