何やら古めかしい建物だが、与論城跡から歩いて1分とかからない場所にあるサザンクロスセンターだ。
「島全体を見渡せ、ヨロンを知ることのできる資料館』と紹介されているとおり、展望台を兼ね備えた資料館となっている。
念のため言っておくと、「ヨロンを知ることのできる資料館」とは俗に言うところの世間一般の意見を指す世論(ヨロン)ではなく、与論島のことである。
この資料館では、ヨロンに関する歴史や自然文化、祭りなどの紹介だけでなく、なんと作家の森瑤子さんの遺品や映画めがねで使用した自転車も展示されていました。
恥ずかしながら私、森瑤子さんを存じ上げなかったし、映画「めがね」という作品も知りませんでした。ヨロン島ガイドマップの海岸にメガネのイラストが描かれているのを見て、ビュースポットを表しているんだと誤解していたほどですから。(実際は、ロケ地でした。)
ちなみに、晩年をヨロン島で過ごした森瑤子さんと、与論島で撮影が行われた映画「めがね」とは何の関連もありませんでした。映画の原作者が森瑤子さんなのかなぁって思ったのですが、違いました。
このサザンクロスセンターは5階に展望室があるので最初に5階までエレベーターで昇り、あとは階段を使って降りてきます。
展望室の様子と、窓から見た景色はこんな感じでした。
天気が良くなかったので、遠くの沖縄本島をはっきりと確認できませんでした。
それほど高くない展望台なのですが、途中で視界を遮るような高い建物がないので、海岸まで見渡せることができます。
発掘調査で出てきた土器や石器の展示
星空関係の展示。結局、綺麗な星空やびっくりするほど大量の星が見えるはずの天の川って、旅行中に見ることができなかったなぁ。。。
島に生息する蝶やトンボなどの昆虫の標本やパネルが展示されてました。
森瑤子さん関係の展示
ヨロン島のサンゴなど、海に関する展示物
スキューバダイビングや昔の漁などの展示物
カメ、貝殻の展示
与論城跡の模型が展示されていました
与論島の生活に関する展示物やパネル。
平成時代の天皇陛下・皇后陛下が来島したときの写真も飾られていました。
国指定重要無形民俗文化財である与論十五夜踊りに使われる衣装などの展示
これが沖合に出現する百合が浜の写真。上陸したかったなぁ。
映画「めがね」で使われた自転車
途中のフロアの一角で、与論島で生まれた画家の池田政敏展を開催していました。
一品限りの本物の絵がたくさん展示されていました。どれもこれも綺麗な色彩で描かれており、私が気に入ったのが黄色の着物をまとった姿の絵や、色とりどりの植物が描かれた絵などです。
この絵画を見るだけでも入館料の400円の価値があったと思います。
支払はペイペイが使えます。
ちなみに、このサザンクロスセンターに来て、1945年の終戦以降の一時期、ヨロン島がアメリカの統治下におかれていたことを知りました。沖縄県だけだと思っていたので・・・。
思ったよりも長く居座っちゃいました。
おなかが空いてきちゃいました。
まだお昼ご飯食べていないのに3時前だし。
このあと、お昼のお弁当を買いに商店に向かいました。
やまと26歳(嘘w)、一人旅やってます!(ヨロン島編)その8に続く