
三重県から大阪・関西万博に60回も行っているとそれなりに経費もかかっちゃうわけで、大阪での宿泊費もしかりです。朝9時から入場可能な予約を取ろうと、宿泊先のホテルでは夜中までキャンセル拾いの作業を行ってきたのですが、さすがにこれだけ万博が人気化してきて残り期間も少なくなってくると、なかなかキャンセルが出てこなくなってきました。ホテルに長期滞在して3日後の9時入場のチケットを予約するには通期パス1枚ではとてもじゃないけれど足りず、今保有している通期パス2枚と夏期パス1枚の合計3枚を駆使しながら、何とかホテルでの深夜作業からの解放を図っているところです。でもね、ずっと先まで9時台の入場予約枠が満員になっているのを見るとため息が出てきて、いったいいつまでこの作業が続くんだろうと思います。いっそのこと、『大阪・関西万博の日時予約は全て9時台で取得している』という記録が途絶えてしまえば9時の日時予約という変なことに拘る必要がなくなるんじゃないかなって思うのですが、ケチケチ旅行で楽しんでいる私は今日もキャンセル拾いに精をだしているところです。
さて、60回の入場は全て三重県からの日帰りではなく、当然大阪市内のホテルに宿泊しているわけですが、これまで4つのホテルを渡り歩いてきました。ただ、最近はもっぱら2つのホテルを比較して安い価格を提示している方を選択しています。
で、4月からの3か月間で数多く泊まったホテルから先日「アパステイヤーズクラブカード プラチナ」のインビテーションが届きました。どうやらエポスカードプラチナとよく似たカードのようです。

インビテーションと聞いて40年近く前に流行った福永恵規の「風のInvitation」を思い出しましたが、歌詞にはクレジットカードという単語は出てこないですね。でもポップな曲調の歌で歌声も心地良かったので、当時よく聴いていたのを今でも覚えています。(笑)
さてこのカードですが、どうやら誰にでもインビテーションが届くようです。
誰にでもって言うと語弊がありますが、このクレジットカードを持っていない無職の私にも届いたくらいですから、ある条件さえクリアしていたらこのインビテーションが自動的に届く仕組みなのでしょう。
エポスカードプラチナとよく似たカードと書きましたが、今回招待を受けたのはクレジット機能のついた会員カードのようです。
会員カードと言ってもさすが招待制です。エポスカードプラチナの特典に加えてアパホテルでの特典がついてくる点と年会費が初年度から2万円に優遇されている点がエポスカードプラチナと異なるメリットのようです。
ある日突然アプリに招待画面が表示されたのですが、特に意識していなくてもアパホテルのアプリで会員登録して年間20泊以上利用すればいいみたいです。
特別扱いされているんじゃないかと誤解してしまいそうなこのインビテーションという言葉に弱い私としては、このカードが欲しくなってきましたが、あくまでホテル側からの招待であってクレジット側からではないところにいささか引っかかりましたし、他にも資金面での不安も大きくいろいろと考えてしまいました。
他と比べるといささか庶民的な年会費ですが一応プラチナカードの位置づけのクレジットカードで審査もあるようです。そんなステイタスカードなのに無職の私が果たして審査に通るのか。
また、アパホテルに宿泊する時にこのカードで支払いを行うとメリットが大きいようですが、万博が終わったら今のホテルにはもう泊まらないしなぁ。今後利用する価値があるのだろうか。
年間100万円使えば2万ポイントがキャッシュバックされるので実質年会費が無料になるようですが、積立NISAのクレジット購入時に1%のポイントをつけるために三井住友カードで100万円使わないといけないことに加えて、年間360万円のNISA資金が別途必要となってくるし、現在メインで使っている2%がキャッシュバックされるデビットカードも捨てがたい。
年金をもらうのはまだまだ先だし、無職になってからの3年半の生活資金と全国各地に旅行して楽しんでいる軍資金をこれまで供給し続けてきた退職金も、既に底が見え始めてきているのも不安材料だし。
でも、インビテーションという言葉やプラチナカードの数々の特典を見ていると、なんかとても魅力的なカードに見えてくるんですよね。
で、何度もアプリの画面に出てくるのも癪だから、この際思い切って申し込んでみることにしました。無職なんだから審査に通らない可能性が高いし・・・。
でも、審査に落ちたら嫌だな。カッコ悪いし、半年間何もできなくなっちゃうしな。
できれば発行して欲しいけれど、そうなると今度は年会費の問題からあれやこれやと100万円使う必要にせまられてくるし・・・
一体、どっちなんだい!!!っていう感じのままポチっと押しちゃいました。ただ、無職という職業欄がなかったので、毎月1万円ですが一応個人年金が払われているので、「年金」というので申請しましたがね。(笑)
結果ですか?
・・・・。
やはり、無料のゴールドカードを乱発しすぎでカード業界は経営が苦しいのですかね。
空港ラウンジの利用も回数制限が設けられてきましたし、プライオリティパスの利用も軒並み改悪が続いています。これまで旅行傷害保険は自動付帯だったのに、最近は利用付帯に変更されているのが現状です。
というわけで、2万円もの年会費を支払ってでもプラチナカードにステータスを感じてくれる消費者をできるだけ増やしていきたいのでしょうか、あっさりと審査が通ってしまいました。Σ(・□・;)
喜んでいいものなのか、『プラチナカードのステイタスってこの程度なのか』と、非常に複雑な気持ちです。
余談ですが、昔と違ってカードを店員に渡す機会がめっきり減ったと思います。それにブラックカードやプラチナカードに似ているデザインカードも増えてきているので、ゴールドカードならまだしも、プラチナカードってぱっと見た目ではわからなくなってきた印象です。それ故最近はずしりとした金属カードなるものが出てきたのかなと。
でもね、スーパーやコンビニの買物時にはセルフレジでタッチするだけだし、ネットで買い物ばかりしていたら「どうだ、プラチナカード保持者だぜ。凄いだろう!!」って店員に自慢できる機会もないわけだから、プラチナカードに拘らなくても、無職の私には洒落たデザインで年会費無料の一般カードで良かったのかもね。