やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

大阪・関西万博の通期パスを買ったけれど、人気パビリオンやイベントをたくさん見るには大きな欠点があるのではないかと思う

 ついに2025年が始まりました。

 大晦日と正月3が日は、ブログも書かずにゆっくりとした休日を過ごしました。

 無職なので正月三が日以外も休日なんだけど、ニュースを見てたりテレビ番組を見ていると「世間は正月休みなんだ~」って思ってしまい、「じゃあ自分も正月休みを楽しもう」ってなってついついサボっちゃいました(笑)

 正月の過ごし方は皆さんと一緒。

 暖房の効いた暖かい部屋でコタツに入り、年末に買い込んだお菓子を食べたりコーラを飲んだりしながら夜遅くまでテレビを見て過ごし、食事はもっぱらお雑煮や海苔で巻いた焼き餅と重箱に入ったおせち料理でやり過ごしました。

 ん?正月だからってそんな堕落した過ごし方をしていないって?

 失礼しました。

 でも私はこのゆったりとした正月を過ごしたいがために、12月29日と30日は2夜連続しておせち料理をほぼほぼ徹夜で作っていたのです。

 徹夜するほど準備が必要だったのかと言われると、単に夜遅くになってから重い腰を上げたのが原因かと(笑)

 それでも数の子の薄皮剥きや栗きんとんの裏ごしに手間取ったり、切り込みを1枚1枚丁寧に入れて花蓮根に仕立て上げるのに2時間かかったり等々、慣れない献立は一品づつ手順通りにしていかないと、ついうっかり抜かしてしまったり間違ったりするのでおせち料理ってとにかく時間がかかるもんなんですよ~。

 さて、2025年と言えば大阪・関西万博イヤーですね。

 誰ですか、早くも「万博嫌~」って茶化してしまうのは。まあ、あれだけ貶(けな)されてしまっていてはそうなる気持ちも分からんでもないが・・・。

 昨日がちょうど100日前ってことで、イベントやメール配信などで万博協会の広報部門の方々も頑張っていると思いますが、13日からはいよいよイベントの予約受付が始まります。

 そこで今日はイベントやパビリオンの入場予約をするにあたり、もう一度手順を確認してみました。

 そこで、何でいままで気がつかなかったのかなっていうくらい重大な事に気づいてしまいました。

 今日まで、「イベントやパビリオンの入場予約は1日につき3枠まで可能」と思っていたのですが、改めてルールを読んでみると「~予約は1日につき最大3枠まで可能」だったんです。

 つまり人気のあるパビリオンを申し込んで抽選に外れてしまうと、その回の枠では予約できないので、最終的に2枠とか1枠となることもあり得るってこと。

 1回目のチャンスが「2か月前抽選」って奴。「来場日時予約をした日の3か月前から2か月前の前日まで受け付け」というのがルールで、第1希望から第5希望までイベントやパビリオンの入場予約のエントリーができるそうだ。第5希望までエントリーしても抽選の結果当たるのはどれか1つだけ。これで見事に当たれば1枠が確保される。欲張って抽選倍率が高そうな人気パビリオンやイベントを狙ってエントリーした結果、全部外れれば何も予約できないことになる。

 2回目のチャンスが「7日前抽選」って奴。「来場日時予約をした日の1か月前から8日前まで受け付け」というのがルールで、これも第1希望から第5希望までイベントやパビリオンの入場予約のエントリーができるそうだ。7日前抽選に申込可能なチケットのみが表示されるとのことだが、「2か月前抽選」で出ていた人気パビリオンやイベントがここでも表示されるかどうかは不明。すでに「2か月前抽選」で満員になっていたら表示されないかも知れないし、「7日前抽選」用に残してあるのかも知れない。ここでも第5希望までエントリーしても抽選の結果当たるのはどれか1つだけ。当たれば1枠が確保されるので、「2か月前抽選」でも当たった人は2枠の予約が確保できることになる。でも、ここでも外れた人は可哀そうだが未だに枠が確保できない難民だw

 3回目のチャンスが「空き枠先着予約」って奴。「来場日の3日前から前日(詳細な情報がないので時間は不明)まで申し込み」というのがルールで、パビリオンやイベントの予約枠に空き枠がある場合のみ先着順で1枠のみ入場予約ができるそうだ。これで運がいい人は3枠の予約が確保できることになるし、運が悪ければそれなりに・・・ってことになる。

 ただパビリオンやイベントの予約枠に空き枠がある場合には、当日会場に入場してから自分のスマートフォンなどを使って先着順で予約できるようです。また、既に予約しているパビリオンやイベントに参加して枠を使った人も、同様に当日に予約できるようです。この当日枠についてですが、1日を通して1枠しかできないのか、使用済みになれば改めて何度でも1枠予約できるのかは、詳細な情報がないので私にはわかりません。

 このように最大3枠ってことなので、それこそ人気イベントが集中する日に超人気パビリオンも同時にエントリーしてしまうと、全て抽選で外れて枠を失い兼ねない危険性があります。2005年に開催された愛・地球博を想定してみると、人気パビリオンは「サツキとメイの家」「トヨタグループ館」「日立グループ館」「三井東芝館」「三菱未来館@earth」といったところでしょうか。もしこういった人気パビリオンが大阪・関西万博会場にあったとしたら、かなり倍率の高い抽選になったことでしょう。

 さて、今回私が気づいた重大な事っていうのは、「何回も入場したい方のために、とてもお得な2種類の複数回入場パス」が、実は人気パビリオンやイベントを堪能するには大きな欠点があるのではないかということです。

 何回も入場できる複数回入場パスなのですが、以前書いたように私が買った通期パスでは入場日時が予約できるのは3回分だけ。4回目の入場予約は1回目の入場後にしかできないということです。

 ということは・・・・

 何回も入場できるメリットを堪能していたら、超人気パビリオンの抽選に一度も参加できへんじゃん!!さらに、とても見たいコンサートイベントが開催されるかなり先の日を日時予約して抽選に参加してしまうと、3回あるうちの1回分を潰してしまうことになってさらに使い勝手が悪くなるし。

 毎日のように入る人は、それこそ「空き枠先着予約」と「当日枠」の先着順でしか予約できず、どちらも『パビリオンやイベントの予約枠に空き枠がある場合』になるので、人気パビリオンやイベントでこれらを期待するのは無理でしょう。さらに、入場できるのは11時以降になるので、たとえ「当日枠」に若干の空席があったとしても9時に入場した人から先着順で予約されてしまうので、取れる可能性は低いだろうな。

 このように、何回も入場して人気パビリオンやイベントを堪能しようって思っている人はこの複数回入場パスを買わずに、大人しく前売り限定チケットをいっぱい買ってこの予約システムを最大限利用するほうが賢明かと。もっともチケット購入にかかる費用は複数回パス1枚を買うよりも高くなるけどね。

 「何回も入場したい方のために、とてもお得な2種類の複数回入場パス」って書いてあると誤解して私みたいにガッカリする人が出ちゃうので、「万博はパビリオンやイベントを見て楽しむ以外にもいろんな楽しみ方がありますよ!何回も入場だけしたい方のために、とてもお得な2種類の複数回入場パス」って書いてみたらどうだろうか。

 ちなみに・・・

 もし来場日時予約が常に満員になる日々が続くような盛況な万博になってしまったら、最大3回分しか来場日時予約ができない通期パスでは、事実上何回も入場することは困難になるんじゃない?