
期待していた大佐渡スカイライン展望台からの眺望にガッカリしてしまった私は、交流センター白雲台までもう少しだけ足を伸ばしてみた。
これが大正解!
大佐渡スカイライン展望台と比べると、こちらのほうが眺めが良かったのだ。


白雲台パノラママップと見比べながら、佐渡島の南側の地形を堪能したのでした。
また、この日は日本海の向こう側に位置する新潟県の妙高山や北アルプスまで見えました。

喉が渇いたので、白雲台の自販機にて麦茶を買いました。山頂なのに140円という良心的な価格に安心しました。

大佐渡スカイラインの白雲台からUターンして、佐渡金山まで戻ってきました。
時間は1時を少し回ったところ。ここからは佐渡金山を堪能したいと思います。
最初に入ったのは、宗太夫坑コース。
入場券売り場には並ばず、昨日買ったフリーパス券を坑道の入り口で見せるだけ。ちなみに、道遊坑コースも同じ場所でチケットを見せて、左側に分かれて進むようになっていました。








入口から出口まで、金鉱を掘る作業員たちをリアルな動く人形を使ってわかりやすく説明されていました。穴は当時の穴の大きさだそうで、観光客のために広げたわけでもなく、私がイメージしていたよりも意外に高さがあって、いくつもの作業場やそれぞれの役割を持った大きな道具があるのにびっくりしました。また、岩を削り取る作業員以外にも役人のような人たちがいて、その人たちが測量などの管理をきちんとしながら金の採掘を行っていたようでした。さすが幕府が取り仕切っていただけあるなw
この宗太夫坑コースで私が是非見たかったシーンはこれ。

金穿大工の休憩所のワンシーンです。
以前テレビのクイズ番組で「金穿大工は、なんて呟いていたでしょうか?」という問題が出されていました。
私、この場所にいってこの人が喋っているのを聞いてきました。
『早く外に出て酒を飲みてえ。馴染みの女にも会いてえなぁ』
って、ぼやいているように聞こえましたよw
このあと佐渡金山 展示資料館に入ります。

この金塊、実際に素手で触れます。以前はプラスチックケースから取り出すこともできたそうですが、今はその体験は中止されていました。ケースの中で片手で持ち上げることはできたのですが、非力な私は持ち上げることさえできませんでした。もうちょっと鍛えなければ、盗めない・・・
よく見るとこの金塊、傷だらけだし、角も丸くなってきているなぁ。長い間、ケースから取り出されたり、大勢の人が触っている間に少しずつ摩耗していったのかも。だとすると、現在は12.5キロよりも若干軽くなってるかもな。
この佐渡金山、一つだけ予想していなかったことがありました。
それは、ちゃんとした食事場所がない!!
今日は朝から何も食べていない。
そう、佐渡金山で食事をとる予定だったから。佐渡を代表する大きな観光地で大勢の観光客が訪れる場所だから、当然大きな食堂があるもんだと思っていたのにな。
仕方なく中庭カフェでこれを買いました。

1個160円。ペイペイ使えました。


美味しい!
お腹が空いていたので、めちゃめちゃ美味かった。白雲台で買った麦茶を思い出し、車に戻ってからそれを飲みました。白雲台で買って正解でした。
帰りにもう一つ買って食べようと思いながら、再び坑道の入り口に向かいました。
今度は道遊コースです。
フリーパス券を見せて、中に入ります。




この坑道は明治期に開削されたので、トロッコが通る線路が敷設されていたりして、近代的な坑道でした。

坑道の中に酒類熟成所と書かれた場所がありました。
金の採掘とは関係ないですよね。
尾畑酒造の文字も見えます。
尾畑酒造では、年間を通して温度が約11度と一定で完全な遮光空間である佐渡金山の坑道で佐渡金山貯蔵古酒「真野鶴大吟醸」など数種類のお酒を熟成させているそうです。
ただ、下戸な私にとってはまったく興味のない話ですが・・・。
さて、出口をでるといよいよあの景色が見られます。

これこれ。この看板とこの形は、道遊コースに入場しないと見られないということでした。
たままた山が真っ二つに割れたような形になっているので佐渡金山のシンボルとして人気がありますが、金鉱脈が横に広がっていて山が割れた形になっていなかったら、これだけ有名になっていたかどうか・・・。
近くにも行ってみました。

ちなみにこの道遊脈と呼ばれる金鉱脈は、幅10m、長さ120m、深さ100mもあります。中腹と地下部は明治から平成にかけて採掘されていたそうです。




道遊抗を出てから、金山の経営に関する近代的な展示物がいろいろとありました。
この時点で16時30分。
もうすぐ入場できなくなるので、またまた入り口まで急いで戻って、確認しておきたいことがあったので二度目の宗太夫坑コースに入場します。
展示物に見落としがないか、もう一度じっくりと江戸時代の採掘の様子を見学しました。
そして資料館でも今度はじっくりと時間をかけて見学。




資料館の展示物で気になったのがこれ! 説明版に「俄(にわか)」の文字もありました。
どこかで見た事ありませんか?
たしか、福岡空港で土産物を見ている時にお面のせんべいとして見たような・・・
で、このお面が金山のどこで使われていたのかを確認したかったので、もう一度宗太夫坑コースに入ったのでした。
使われていたのは、一番最後の祭りの展示があったところ。

たしかに、このお面をつけた人たちが勢ぞろいしています。
正月11日が金山の仕事始めであり、金穿大工が「俄(にわか)」として「やわらぎ」の芸能を奉納したのが起源とされています。
神事芸能の「やわらぎ」は、「和らぐ」「柔らぐ」が由来らしく、山の神の心をなぐさめ、やわらげる、鉱脈を包む岩盤がやわらかであれと願う金穿たちの心を伝えていると説明されていました。
余談になりますが、福岡空港で売られていた「にわかせんべい」と佐渡金山との関連性はわかりませんでした。

それと・・・
最後にもう一つ食べようと思っていた笹だんご。
売り切れてました。_| ̄|○

ところで、昨日勧められて購入したきらりうむ佐渡と佐渡金山とのフリーパス券は意外と使い勝手が良かったです。金山で入場券売り場に並ぶことなく入り口で見せるだけで入場できたし、しかも、フリーパスと書いてあるので、私は宗太夫坑と道遊坑と宗太夫坑の3回も入場してきましたw 2日有効なので、この券を見せれば両日とも入場可能ですと言われました。最強ですね・・・・時間的に余裕がある人にとっては。
佐渡島紀行(17)に続く