やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

ケチケチ旅行で楽しむ大阪・関西万博~水上ショー、下から見るか? 横からみるか?それとも・・・~

 大屋根リングの内側にある「ウォータープラザ」の海水から指針値以上のレジオネラ属菌が検出され、同エリアで行われている水上ショーを6月4日から急遽中止しているニュースが流れていますが、その水上ショーのお話です。

 水上ショーと聞くと、どうもハウステンボス内の運河を利用して行われていたアクロバット演技を想像しちゃうので、私としてはずっと噴水ショーという表現で書いてきましたが、巷のニュースでは水上ショーと書いてあるほうが多かったので、今回は水上ショーという表現にしました。ちなみに公式ホームページでは「ウォーターショー」とか「水と空気のスペクタクルショー」とも書かれています。

 ということで、水上ショーとは『アオと夜の虹のパレード』の公演のことで、大したことはないだろうと私は見向きもしなかったのですが、なんとこれが大当たり。事前予約で何度か挑戦したものの、落選続きという有様。でも、よく考えてみたら雨の日は傘を差すことができないので、天候がわからない事前予約よりも当日登録で押さえたほうがいいのではないかと。でも、入場後すぐに当日登録で予約してしまうと、そのあとの当日予約ができなくなるというデメリットもあるので、よく考えて行動しないといけないです。

 この前、20時半からのショーを予約して、少し早いかなと思いながら20時前に現地に到着してみると、既に大勢の人が並んでいるではないですか。あれよあれよという間にセンター前の席は埋まってしまい、次から次へと端のエリアに誘導されていきます。私が案内されたエリアはセンターからずっと離れた席で、かなり横から見る形になって塔の中央に映し出される映像が鮮明ではありませんでした。

センターより右側の映像は綺麗に見えます

センターの文字は見辛いです

 結論:階段状になっている座席だから前方が開けているし、座ったまま見られるというメリットがあるので予約席で見るに越したことはないけれど、やはり横から見るのは嫌だなぁ。

 じゃあ、上から?

 上からというのは勿論大屋根リングからのことです。

 以前、『大屋根リングから見る水上ショーは人も少なくて穴場』というのを見たことがありますが、いったいどんな感じで観れるのでしょうか。

 めちゃめちゃ風が強くて寒かった日に大屋根リングに登り、せっかくだからと上段のリングに登って見ることにしました。

 ここからの景色はこんな感じ。

辛うじて『アオと虹のパレード』の裏文字が見えます

 目の前に広がる万博会場。そして水上ショーは俯瞰してみることができるうえに、少し離れているので全体を見渡せることができます。この日は上段の場所まで水しぶきが飛んでくる強風だったため、寒すぎて上段で見ている人は少なかったです。でも、下段のリングには隙間がないくらい人が並んで見ていますので、予約鑑賞エリアが取れなかった人たちがここで楽しんでいるようでした。

 でも、ストーリーの内容を知っている私にとっては、リング上で見るのは少し物足りなかったです。噴水に映し出される映像はほとんど見えません。以前みた映像を思い出しながら、『本当ならここはアオとドードーが一緒にいるシーンが映し出されるんだよなー』なんて思うことが何度もありました。映像が無く声だけのショーを観ている感じになるので、友近さんの声だけだわ~って思っちゃいます。

 色とりどりに輝く全ての噴水が綺麗に見ることができるので、単なる噴水ショーとして見るのであればここから見るのも有りですが、映像がほとんど見えないのでストーリー性が無くなりますし、レーザー光線による煌びやかな演出も逆からなので綺麗に見えなかったです。

 じゃあ、下から見るか?

 ここでいうところの下とは、予約鑑賞エリアの中のセンター位置から見るということです。当然、競争率は高いです。その日の状況にもよりますが、始まる1時間前から並ぼうと思っていてはもう遅いかも知れません。人気が人気を呼んでいるのか、今では早くから並んでいる人が大勢いるくらいの人気ショーになっているくらいですから。

 で、狙い目は雨降りの平日の2回目のショー。予約鑑賞エリアでは傘を差すことができません。従って、雨降りの時はずぶ濡れになって見るかw、もしくは雨合羽の着用になります。それに、雨降りの日は早く帰りたくなるものです。8時半から始まる2回目まで場内に残っていようと思う人は、私くらい・・・いやいやもっとたくさんいますね。

 チャンスは突然やってきました。

 6月3日。一般入場者数が久々に10万人を割った日でもあります。なぜか3日前の空き枠予約でこのアオと虹のパレードが取れちゃいました。雨の天気予報だったから、来場日時を変更する人が多かったのかも知れませんね。

 この日の天気予報では昼から雨が止むようなことを言っていましたが、まったく止む気配はなく、結局夜まではっきりしない天気が続きました。

 なので20時30分からのショーは人の入りが少なかったのでしょう。

 並ぶのが嫌な私は、開始直前になってから入場し、立ち席でいいので正面のエリアに案内して欲しいとお願いして車椅子席の後ろの席を確保しました。

 そこから見る景色はこんな感じ。

 まあ、これ以上のロケーションはないというくらい、音響も良く、セリフもはっきりと聞き取れ、光の演出は綺麗としか表現しようがないくらい様々な表情を見せてくれましたし、勿論水のカーテンに映し出される映像もくっきり見えました。

 ショーの最後に映し出される虹や文字は横からではほとんど見えなかったし、上からはうっすらと裏文字が見える程度で、水上にかかる虹はほとんどわかりませんでしたので、当然のことながら正面から見るのとでは大きく違いました。

 じゃあ、常に正面席で見ればいいじゃんってなりますが、まず、予約観覧席を確保するのが大変です。それに、早くから並ぶ必要があります。苦労して確保した正面席でもデメリットがあり、近すぎて全体像が分かりにくいです。私が立っていた後方の席からでも全体を見渡すのは難しくて、カメラに収めることはできませんでしたので、さらに前方の階段席で見ている人は、超広角レンズを装着していない限り、カメラを左右に振りながら撮影してるのではないでしょうか。

 結論として、下、横、上。どこが一番良いかって言われると、やはり正面から見るのが一番感動できそうです。ただ、そのために何時間も並ぶのは私は避けたいので、もう少し楽をして見ることができないものかと現在模索中です。

 あなたなら、どこから見ますか?